即効性【咳止め】ツボ(手のひら、足など)
2024年10月8日

目次
ツボ 咳止め
最近朝晩が少し肌寒くなり、日中との寒暖の差が出てきたため、咳が出てきたり、鼻水が出てきたり、風邪をひき始めている方が多いように見受けられます。
そんな時に知っておくと便利な咳を止める方法として、ツボを刺激して症状を和らげる治療法をご紹介したいと思います。
咳を止めるツボ(手のひら、首の後ろ、喉など)
定喘(ていぜん)
定喘のツボは、首の後ろの一番出っ張った骨の下のくぼみの親指幅一本分外側の所にあります。
定喘のツボは、肺や気管支に効くツボです。手で優しく押すか、カイロなどで温めると良いです。咳を止めるツボで有名です!
天突(てんとつ)
天突のツボは、鎖骨の真ん中の窪みにあります。
くぼみに指をひっかけて身体の下に押し込むような感じでゆっくり押しましょう。徐々に呼吸がしやすくなり、咳止め効果があります。天突のツボは、すぐ下に気管があるので強くし過ぎないように気をつけて押しましょう。
尺沢(しゃくたく)
尺沢のツボは、手の肺経にある咳止めのツボです。
肘を軽く曲げた時に浮き出る上腕二頭筋腱の親指側、肘のシワの上で凹んでいる所です。親指で尺沢を押してそのまま腕をつかむようにします。
太淵(たいえん)
太淵のツボは、咳を止める手のひらのツボです。親指のつけ根付近で少しくぼんだところにあります。
肺やのどや気管に関係しているラインにあり、風邪の諸症状に効果的と言われているツボです。指で優しく押しましょう。
咳を止めるのに即効性のあるツボ
気管支喘息のような激しく止まらない咳が出ている時には『天突』が効果的です。押しやすい場所にあるので、人前で咳が止まらなくなった時でも、すぐに押す事が出来ます。
他にも、『尺沢』は喉の腫れや、咳、喘息などの呼吸器系の不調に効果的なツボで、指圧や鍼灸治療でもよく使われているツボです。アレルギー症状などが出た時にもおすすめです。
寝るときに咳を止める方法
咳が止まらなくて眠れない時は、まず横向きに寝て気道を確保し、枕やクッションで上半身を少し高くすると呼吸がしやすくなります。
喉が冷えていると、気道や気管支の粘膜が刺激に敏感になって咳が出やすくなるため、首にタオルやネックウォーマーを巻いたり、温かい飲み物を飲んだりして喉を温めて下さい。
他にも加湿器の設置や、部屋を清潔に保つことを心がけ、咳を止める即効性のあるツボを押してみて下さい。
痰に効くツボ(足など)
陰陵泉(いんりょうせん)
陰陵泉のツボは、ふくらはぎの内側を上に上がっていった先にある骨の凹んでいる所にあります。
膝を立てた状態で、両親指を重ねて垂直に押します。サラサラした痰が出る場合は陰陵泉を押すと良いです。
豊隆(ほうりゅう)
豊隆のツボは、外くるぶしのてっぺんから指4本分の2つ分上に加点をつけ、そこからさらに指3本分上に加点を付けます。その前面にある筋肉の縁にあるくぼみです。
両親指で強く押してください。風邪などが原因で粘り気のある痰の場合は豊隆を使います。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。