2022年08月30日
妊娠する前にまずはデトックス!!
無事妊娠して、10ヶ月間無事に過ごして、元気な赤ちゃんを産み、産後も安定したメンタルでいるために、妊娠する前にデトックスは必須ですよ。
なぜデトックス?
お母さんの身体にいらないものが溜まっていると、妊娠中のあらゆるトラブルの原因になるのですが、それだけでなく、お腹の赤ちゃんの成長や生まれてからのアトピーや喘息に大きく関わってきます。
まずは毒をとらない!デトックスするに当たって
添加物、酸化しやすい油、小麦粉、環境ホルモン、電磁波、重金属などなど、妊娠する半年くらい前から摂らない意識をして準備を始めます。
そしてデトックス
デトックスにもいろんな方法がありますが、無理にすると社会生活に支障が出たり、必要なものまで出て行ってしまったり、リスクもあります。
夏を利用し、自然に汗をかいて、自然な形でデトックスできる夏は、大大大チャンスなのです。
ミネラル補充も大事
身体は都合よく不要なものだけを出してくれるわけではなく、必要のミネラルまで出て行ってしまいます!
なので、汗をかいた後は天然塩や黒糖などで、自然な形でミネラルを補います。
やる事はシンプル
あなたの食べたもので妊娠出産が苦しい期間となるか、幸せな期間となるかが決まります!
毒をいかに入れないかと、夏を利用した自然なデトックスで豊かさを手に入れませんか?
やることは無限にあります。デトックスさえすればオッケーではなく、これは基本の【キ】です。
夏でも『冷え』に要注意!冷え対策の食事法
今年の夏は気温も高く、夏バテになってしまう人も多いのではないでしょうか。
また、職場や電車内の冷房で冷えてしまい、困っている方もいらっしゃると思います。
妊活においても冷えは大敵ですので、冷えを改善できる食材について、東洋医学に基づいてお伝えしていきましょう。
白いものは体を冷やし、黒いものは温める
白米、小麦、砂糖は陰性で、体を特に冷やすので避けましょう。玄米や全粒粉のものを食べたり、白米に黒豆やあずき、黒米をプラスして炊くなどの工夫をしましょう。
料理や飲み物に使用する砂糖も、精製された白砂糖ではなく、黒糖や蜂蜜がおすすめです。
東洋医学では
体を温めるものを「陽性」、体を冷やす食べ物を「陰性」、どちらにも属さない食べ物を「中庸(ちゅうよう)」と表します。
※食材の陰陽分類には諸説があります。
見分け方としては
陽性の食材
- 赤や黒など色が濃い物(肉や赤みの魚、根菜類や味噌等…)
- 水分が少ないもの
- 冬が旬の野菜
- 寒い地域で穫れるもの
- 土中にまっすぐ育つもの(ごぼう、レンコン、玉ねぎ、人参等…)
陰性の食材
- 白や黄色など色が薄いもの(豆腐、バナナ、白米、小麦粉、砂糖等…)
- 水分が多いもの
- 夏が旬の野菜(火を通すことで陽性になる)
- 暑い地域で穫れるもの
- 土より上に育つもの
などがあげられます。※すべての食材ではありません。
バランス良く摂ろう
実際には陽性・陰性の中でもいくつかに細かく分かれていますが、分かりやすく2つに分けてご紹介させていただいています。
栄養面を考えると陰性の食材も摂る必要があります。
陰性の食材を食べるときには、陽性の食材と一緒に摂っていただき、バランスの良い食事を心がけましょう。
2022年08月26日
目の使い過ぎはホルモンバランスが乱れる
目の奥にある脳の視床下部、下垂体は、
女性ホルモンの分泌に欠かせないとても大事な部分です。
目から入る光に対応して、
視床下部、下垂体が働いて、ホルモンバランスを整えてくれます。
目を使いすぎたり、
特に、日が沈んだ後にスマホやパソコンなどのブルーライトを見ていると
脳が休まず、視床下部、下垂体へ影響しホルモンバランスが乱れることに。
妊娠中や出産、産後も
視床下部、下垂体からのホルモンは陣痛促進や母乳の分泌に働くので
とっても大事!!
昔から産前産後は目を使わないようにと言われてきました。
目と女性ホルモンは関係深いものなのです。。
目を使い過ぎないように出来ること
- 夜更かしをしない
- 寝る前はスマホを触らない
- 夜はスマホやパソコンの明るさを調節(ナイトシフト、ブルーライトカット)
- 目の体操
- 目を温める
目の体操
まぶたを閉じて、眼球だけを上下左右、斜め上下左右
時計回り、反時計回りとゆっくり動かしてみると
目の血流も良くなります。
夜のスマホはメラトニンの分泌も減る⁈
夜に強い照明の中にいたり、朝の光を充分に浴びないと、
体内時計が乱れ、メラトニンの分泌も減ってしまいます。
メラトニンとは、脳の松果体という場所から分泌されるホルモンです。
メラトニンには1日の中で分泌リズムがあります。
朝光を浴びると分泌がとまり、暗闇で分泌が促進されます。
朝日を浴びてから約14時間~16時間後徐々に分泌が高まり、
深部体温を低下させるとともに眠気を誘導します。
いわゆる、「体内時計」をつくっているのがメラトニンです。
メラトニンの分泌のピークは午前2時。その時間に熟睡をしている状態が理想です。
眠りが浅い、寝付きが悪いなどの睡眠トラブルがある方は、
体内時計が乱れ、メラトニンの分泌が低下している可能性があります。
メラトニンを分泌させる習慣を身につけよう
朝の習慣
- 起きたら早めに朝日をあびてメラトニンの分泌リズムのスイッチオン
- 朝食を食べることで、基礎代謝をアップして、体を活動モードに
- 同じ時間に起床し、メラトニン分泌サイクルを一定に。
夜の習慣
- 夜は強い光を浴びず、メラトニンの分泌を促進!
- 寝る前にお風呂や足湯で体を温める!一度体が温まった後、深部体温が低下すると眠気が誘導されやすくなります。その温度差が大きいほど、疲労回復や質の高い睡眠につながると言われています。温泉に入った翌日は、体がすっきりしていませんか?
- カフェインの摂取は午前まで!睡眠の質をさげないよう、午後は控えましょう。
- ベットで本は読まない。脳が活動モードになってしまいます。
- 夕食は寝る3時間前までに。インスリンが分泌されると、眠りの質が低下することがわかっています。
東洋医学
日没後に活動したり、夜更かしをしたりしていると、
体を潤す力が低下し、卵子が育ちにくくなると言われています。
お布団に入ると、手足だけ火照って外に出したくなる、
寝汗をよくかく、うんちがうさぎのフンのようにコロコロしている…
などの症状に心あたりがある方は、体を潤す力が低下し、
卵子の質や成長に影響がでている可能が大!!
メラトニン同様、質の良い睡眠をつくる生活を意識していただくことで、
体質を改善することは可能です。
ぜひ今日から意識してみてください。
2022年08月16日
内膜が厚くならないのはどうしたらいいの?
内膜が厚くならなくて着床しない、、、という悩み、妊活中なら誰でも思ったことがあるのではないでしょうか。
一般的には、内膜が7-8mmないと妊娠維持は難しく、10mm程度が基準と言われています。
しかし子宮外妊娠など、厚さ2-3mmの卵管に着床してしまうケースもありますので、厚さはあまり関係ないという意見もあるようです。
だけどやっぱり、自然妊娠でも体外受精でも、子宮内膜の厚さは妊娠にはとても重要な要素の一つなのです。
どうして厚くならないのでしょう?
子宮内膜は、卵胞の成長による卵胞ホルモン(FSH)の分泌で厚くなり、排卵後には黄体ホルモン(LH)の働きでさらに柔らかく厚くなり、着床しやすくなります。
この卵胞ホルモンがたくさん分泌されていないと、内膜は厚くなりません。
また、黄体機能不全(黄体が十分に機能せず、排卵後に子宮内膜を妊娠に適した状態で維持しておくための黄体ホルモンの分泌が不足している状態)も考えられます。
内膜を厚くするために、東洋医学のアプローチは?
東洋医学では、卵胞ホルモンの分泌不足は、お腹の血流や気が滞ることが原因と考えます。つまりは「冷え」ですね。お腹を冷やすことは要注意です。
連日の猛暑で冷えなんてあるはずない、と思ってしまいがちですが、エアコンや冷たい食べ物、アイスやジュースなど、体の中は意外と冷えていますので、体の外と内の両方から温めるように心がけてくださいね。
シャワーで済まさず、お湯に浸かって体を芯から温めましょう。足首の少し上のあたりには、三陰交という不妊に効くツボがあります。足を冷やさないように気を付けましょう。
ツボの場所がわからなければお聞きください。
自律神経の乱れも大きく影響します
また、自律神経の乱れもホルモンの分泌作用に大きく影響します。
無意識に体を整えてくれる自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、気持ちの落ち込みや不眠症、頭痛や倦怠感、食欲不振など、いろいろな不調を引き起こします。
自律神経を整えるには
無理をしない、疲れ過ぎない、ストレスを溜めないことが大切です。
また、適度な有酸素運動もおすすめです。ウォーキングや自宅でのストレッチなど、普段の生活習慣に取り入れてみて下さい。
とはいえ皆さんは毎日、お仕事や家事など、お忙しく日々過ごされていて、疲れない、ストレスを溜めないなんて難しいですよね、、、(涙)
鍼灸
当院での鍼灸治療で、体質はゆっくり改善されていきますが、せっかく良くなりかけたのに、体に良くないことをしてしまっては、とてももったいないです。
無理が続くと、あっという間に体はボロボロになってしまいます。
職場にいる時、自宅にいる時、どこにいても何をしていても、ご自分のお体を大事にすることも頭の片隅に置いておいてくださいね。