秋は妊娠しやすいって本当?!

2022年06月30日

妊娠しやすい【秋】に向けて体質改善を!

今年は梅雨明けが驚くほど早く、もう夏本番の暑さを迎えてしまいましたね。暑い日が続き、早く涼しい秋が来ないかと待ち遠しくなります。

今回は、実は秋は妊娠率が高い!という興味深いお話をさせていただきたいと思います。

総務省統計局の調べによると、昭和50年頃から7月~8月生まれ、つまり、10~11月に授かった子どもが多いという調査結果が出ています。また、10~11月の妊娠は流産率が低いことも分かっています。

(以下引用文)

藤田保健衛生大の中沢和美教授(産婦人科)が、約2800人の妊婦のデータを追跡し、10~11月ごろに妊娠すると、流産する率が低い傾向があるのを見つけた。

理由は分かっていない。一つの病院データだけの分析のため、一般的な傾向といえるかも不明ですが、中沢教授は「季節的に繁殖期がはっきりした動物がいるように、人間も季節で体のリズムが変化する可能性があるのでは」と推測している。

教授は、かつての勤務先だった横浜市の病院で平成元~3年に受診した妊婦の最終月経があった月別に3年間の平均流産率を集計した。すると、最終月経が10月と11月だった人の流産率だけがいずれも7%と低く、ほかの月は16~22%と2倍以上あった。

(2007/11/18 産経新聞  東京朝刊より抜粋)

どうして秋は妊娠しやすいの?

以上のデータから、「秋は妊娠しやすく、流産しにくい」と言えるようですね。

なぜ秋なのか、とても気になりますね。

秋は、気候がとても過ごしやすく、安定しています。寒い冬は、常に身体は冷えた状態、また夏も、エアコンや冷たい物で身体の中から冷えてしまっていますが、秋はとても安定した気候で、身体も落ち着いた状態で過ごすことが出来るのです。

また、秋には食欲が増しますよね。栄養のあるものをしっかり摂れるのも秋なのです。

安定した気候と、美味しい食事、気候が良いとスポーツを楽しんだり、お出かけも増え、ストレス緩和にもなり、ホルモンバランスが整いやすいのも理由の一つです。

妊活は、秋からで大丈夫?

それじゃあ、秋から妊活はじめよう!と思ってしまっていませんか?

疲れた身体を中からしっかり整えて元気にするには、実は思ったより時間がかかります。特にこの猛暑で、身体の中は自分で思っている以上にボロボロに疲れ切っていることもあります。

そんな状態では、秋になって徐々に身体が元気になっても、すぐまた寒い冬が来てしまい、妊娠のチャンスを逃してしまいます。

秋からの本格的な妊活に向けて、実は、夏の暑い時から、身体を中からしっかり整えていくことがとても大切なのです。

当院では、秋に向けて、夏のうちから鍼灸でしっかり体調を整えることをお勧めしています。

また、栄養バランスの取れた食事、身体を冷やさない習慣、ストレスを溜めないこと等、自分でできることも意識していきましょう。

 

 

焦って移植していないでしょうか?

2022年06月16日

4月から不妊治療として多くの方が高度医療をされていますが、
体外受精は、身体への負担が非常にかかります。
 
皆さんは体外受精に進んでいるのに、
前と同じ生活をしていないでしょうか?
 
採卵でお腹が疲れてしまっているには、焦って移植していないでしょうか?
 
自分に優しく、体調を整えることが、
本当の意味で赤ちゃんに優しくしてあげることに繋がります。
 
「早くしなきゃ!」と焦っていたり、イライラや不安になり、
ネガティブなサインが出ていたら、
「ちょっと頑張りすぎているかも、」と気が付くこと。
 
それがとっても大切です。
 
なので、自分で体調を見てみましょう!
自分に出ている症状、感情、睡眠、便通、
 
全て自分の状態に気がつけるサインになります。
見逃さないように!
 
病院では採血、その他検査、投薬、と次から次へと進んでいくため、
 
体の状態がそれらに適応できるか?までは、
見てもらえない場合がほとんどです。
 
 
 
体外受精での身体の消耗といえば、
  • 採血
  • お薬
  • 刺激を伴う検査
  • 採卵手術
  • 不安 など
 
 
普段の生活でも身体を消耗します。
 
  • 生理の出血
  • 忙しすぎること
  • 睡眠不足
  • 気を使いすぎること
  • 身体に優しくない食事
  • リズムに合わない生活
 
などなど
 
妊娠を望むのなら、
この辺りには特に気を付けたいところ。
 
そして、体外受精は身体の消耗が激しい!
 
しっかり対策をしてトライしいていかれると、
良い結果に繋がりやすくなります。