高プロラクチン血症でも妊娠できるの?
2018年06月13日

目次
高プロラクチン血症について
不妊の原因は、一人ひとり異なり、様々な要因が複合して起こっています。
「高プロラクチン血症」も、その一つであり、排卵障害の原因の10~20%を占めると言われています。
プロラクチンとは
脳の下垂体から出るホルモンの1種です。その働きは下記の通りです。
- 乳腺を刺激して、母乳の分泌を促進する働き
- 出産後の子宮収縮を促して、体の回復を早める
※こうした体作りの一環で、出産後すぐに赤ちゃんが出来ないように、排卵を抑制する働きもあります。
プロラクチンは、女性だけでなく男性にも分泌されており、性機能の発達にも深く関係しています。
その為、プロラクチンの血中濃度が高い場合、男性・女性ともに生殖機能に影響が出ることがあります。
高プロラクチン血症とは
妊娠も出産もしていない時に、プロラクチンが過剰に分泌されている状態です。
この状態になると、卵胞の発育などが阻害され、黄体機能が低下します。
症状としては
- 乳汁の分泌がある
- 胸が張る
- 排卵が抑制されてしまう など
男性でも、この数値が高くなると、性欲減退やインポテンツになります。
妊娠できるの?
無排卵や着床障害などにつながることもある為、妊娠の可能性は下がります。
血中濃度が、どれだけ高いかによって、症状の重さも異なりますが、着床しにくいという状況では、妊娠は難しくなります。
特に無排卵や無月経の場合は、成功する確率は極めて低いでしょう。
その為、症状の程度によっては、施術で数値を改善していき、成功する確率を上げていく必要があります。
数値に捉われ過ぎるとストレスが溜まってしまい、悪循環になる場合なります。
少しずつ改善していくことを心がけてください。
授かりやすい体質になる為には、妊活中の女性にとっては、高プロラクチン血症は非常に困った問題です。
しかし、治療で改善することが出来るものです。なかなか授かりにくい方は、一度婦人科を受診しましょう。
はり灸がオススメ
高プロラクチン血症が原因で、今までたくさんの病院を受診されてきた方は多いでしょう。
当院のはり灸では、病院で見逃しがちな「身体全体」の状態を診て、施術を行っています。
身体の不調は、「気・血・水」というエネルギーや栄養の巡りが悪くなると起こります。
「気」は目に見えませんが、元気・勇気など多くの言葉に使われ、誰もが自然に感じているものです。
巡りが悪くなっている原因のツボに、はり灸で刺激し、巡りを良くする事で不調を改善していきます。
また、不調が起こる前に、体の中から力を高めておくことも大切です。
はり灸で赤ちゃんを授かれる身体を作っていきましょう!豊中市でお悩みなら当院へ
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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