鍼灸でアトピー体質の改善
2024年04月20日

目次
アトピーの原因は、未だに分かっていません
実は、アトピーを悪化させてしまう原因は、日常生活の中にたくさん潜んでいます。自分では気づかずに、その環境の中にいるのです。
しかも、原因は一つだけでなく、いろいろな要因が重なり合って発症します。食事、環境、感染、ストレスなど、何らかの刺激によって「皮膚が痒くなる」病気です。
困っている方は、ぜひ自分の身の回りをチェックして、改善されてみてください。意外な原因が、きっと見つかるはずです。
様々な原因
自分で知らず知らずのうちに、悪化させる悪い環境を作ってしまっている場合もあります。
例えば、
- 汗をかいたまま放置して、肌が不潔になっている
- かゆみがあって、かきむしってしまう
- 石けん、シャンプー、リンス、化粧品、洗剤などが刺激となり、悪化してしまう
- 食事でアレルギー症状を引き起こす原因となるアレルゲンを摂取している
- 寝不足や過労、精神的なストレスでも悪化します。
肌はいつも清潔にし、睡眠をたっぷり取り、規則正しく健康的なストレスのない生活を送ることが一番よい改善法になります。
簡単なようでなかなか難しいのですが、実践の価値は大です。
アトピーになりやすい環境
悪化させる要因として、ダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、動物の毛などがアレルゲンとなる場合も非常に多いと言えます。
このようなアレルゲンの多い環境では、どんどん悪化していくでしょう。ダニの住処になりやすい「じゅうたん、カーペット」は、できるだけ減らす方がよいでしょう。
特に湿気がこもりやすいウールカーペットは避けましょう。
ダニは湿度55%以上になると、居心地がよくなり大量発生してしまいます。
湿度を下げ、ダニのエサになるような食べこぼしなどはすぐに始末しましょう。毎日部屋の掃除、布団の乾燥、空気の入れ替えなどが大事です。
【アトピー】症状
症状
- 乳児期: ジクジク、発赤、かさぶた。
- 幼・小児期: 乾燥性(カサカサ)、鳥肌様、冬に悪化、類苔癬型、肘窩(内側)、膝窩(内側)に多い苔癬化、丘疹等。
- 成人期: 幼小児の頃から続く頑固なタイプと成人期になって発症するタイプ等。
【アトピー】予防
原因がいろいろ重なり合って、単純なものではないことが多いです。予防や治療を「根気よく続ける」ことが非常に大事です。
アトピーの原因となる食物は、避けなくてはいけませんが、バランスの取れた食事を摂りましょう。
スキンケアをしながら皮膚を鍛えましょう。
家ダニが非常に関係が深いので、家の中を清潔にしましょう。出来れば、ペットも諦める方が良いかもしれません。
食生活の見直しを
発症をきっかけに、食生活の見直しをする方が非常に多くおられます。なぜなら人間の体は全て、自分の口にしたもので出来ているからです。
今までどんな食事をしていましたか?どんな食べ物が好きですか?
「動物性タンパク質」は、きわめて消化に悪く、腸内環境を著しく悪化させることから、大きな原因とされています。
(腸には、「免疫システム」の60%以上が集中しています。腸内環境が悪化すれば、免疫の正常な動きが損なわれてしまいます。)
動物性食品の食べすぎ
食べ過ぎによって、次のような流れができてしまうのです。
- 消化困難な「動物性タンパク質」が大量に腸に送り込まれると、タンパク質が分解されずに腸壁から入り込み、アレルギー反応を起こす。
- 腸内に、有毒ガス・活性酸素が発生し、腸壁を傷つける。そして、常に未分解タンパク質の腸壁通過が起るようになる。
- 腸内細菌バランスが悪化し、悪玉菌が増える。その結果、IgE抗体が増大するなど、免疫の過剰反応が起るようになる。
- 1~3の過程で、命の源である「酵素」(こうそ)が大量に消耗し、消炎力、解毒力などが低下し、アトピーとなる 。
食生活の改善
人間誰しも好きな物や食べたいものを、我慢するほど辛いことはありません。 しかし、克服する上で、食生活の改善は非常に大切です。
人間の身体のすべての細胞は、 食べたものを原料に作られているといっても過言ではないので、どうしてもここを避けて通ることは出来ません。
絶対に避けた方が良いものとして、肉・乳製品・甘いもの(砂糖)・卵・油もの・酒・タバコ・コーヒー・マーガリン・精製塩・農薬・添加物・水道水などです。
子どものアトピー
子供の頃
子供の間は、食事やダニなどの生活環境が、主な原因であることが多いと言われています。
アレルギーを起こす食材を突き止め、気をつけて食べないようにすることは必須です。
中学生以降
一方、中学生の頃から、ストレスなどの精神的な原因でアトピーが悪化するというケースが増えてきます。
進学や就職など環境の変化や、仕事が忙しい、寝不足が続いたり、ストレスが重なると悪化する傾向があります。
アトピーには、東洋医学の併用がおすすめ
今まで様々な治療をしても、回復が見られないケースも、東洋医学によって大きく変化し効果を上げています。
体質を改善し、西洋医学との相乗効果も認められています。かゆみの解消や皮膚再生など、良い効果が得られます。
長期間のステロイドの副作用、頭痛やストレスによる不眠などの症状も緩解されていくことが多いです。
鍼灸で、皮膚の治癒力を高めることが期待できますので、ぜひお勧めしたいと思います。
病因
生まれた時の虚弱な体質で、その上に、七情(ストレスなど精神的)によるものや風湿邪(アレルゲン)の浸入により、皮膚に気血(エネルギー)が行かず、病気を引き起こすと考えられています。
大気汚染の状況、空調設備の環境、食生活の習慣や環境などとも、密接な関係があります。
大阪府豊中市で評判!アトピーへの鍼灸治療
東洋医学(鍼灸)の考え方
皆さんは『アトピー』というと、薬で炎症を抑えたり、その症状を軽くする治療を思い浮かべるのではないでしょうか。
東洋医学においては、炎症が起きてしまう「体質を治していきましょう!」という考えです。
治らなくて対処療法のみで諦めてしまうよりも、体質を改善していく医療を併用していくことが大切です。
アトピー体質を改善
体質を改善していかなければ、完治させることは出来ません。単に、その場のかゆみを緩和させるだけの対処療法では、不完全であると言えるでしょう。
私たちが行なっている施術で、体質そのものを変化(根本治療)させていきます。
実際、来院されている患者さんは、冷え、体の乾燥、強い便秘など等、たくさんの随伴症状を持っておられます。これらの諸症状も、鍼灸によって驚くほど変化が期待できます。
『体質』という本当の根本のところから、治していきましょう。
大阪府豊中市でアトピーで、お悩みなら 当院にお任せを!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。