伸びるおりもの【のびおり】排卵何日前に出る?ずれる?
2023年12月1日

排卵前になると、おりものが「伸びる」状態になることがあります。これは「のびおり」とも呼ばれ、妊娠しやすいタイミングを知る手がかりになります。
この記事では、伸びるおりもの(のびおり)が排卵の何日前に出るのか、排卵後にも出ることがあるのか、また排卵日がずれることがあるのかなど詳しく解説します。
目次
伸びるおりもの【のびおり】とは?
「のびおり」とは?
伸びるおりものは、まるで生卵の白身のように透明で粘り気があり、指でつまんで引っ張ると数センチ伸びるのが特徴です。これは精子が子宮に入りやすい環境を作るために分泌されます。
なぜ排卵前に出るの?
排卵前に女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が増えることで、子宮頸管から粘り気のあるおりものが出るようになります。
このおりものは、精子が生き残りやすい環境を整える役割を持っています。
伸びるおりもの【排卵の何日前】に出る?
伸びるおりものは、「排卵の何日前」に出る?
伸びるおりもの(のびおり)は、一般的には排卵の2~3日前から出ることが多いです。個人差はありますが、排卵日の前日や当日にピークを迎えることもあります。
のびおりは、排卵の2~3日前から出ることが多いのですが、ずれることもあります。
「排卵日のタイミング」を正確に知るには?
のびおりだけで排卵日を判断するのは難しい(ずれる)ため、基礎体温を測ったり、排卵検査薬を使ったりすることでより正確な予測が可能になります。
◆ 実際の体験談
Mさん(34歳・妊活歴1年半)
「のびおりが出た翌日にタイミングを取っていたのですが、なかなか授かれませんでした。病院で卵胞チェックをしてもらったところ、実はのびおりが出た“翌日が排卵”ではなく、“出始めた日が排卵日”だったようです」
⇒ のびおりのタイミングには個人差があるので、複数の方法を併用するのが大切です。
【伸びるおりもの】排卵後にも出る?ずれる?
「排卵後」に出ることもある
通常、のびおりは排卵が終わると粘度が減り、白っぽくなったり量が減ったりします。しかし、ホルモンバランスの影響で排卵後も少しだけ伸びるおりものが出ることがあります。
排卵日が「ずれている可能性も」
のびおりが続いている場合、実はまだ排卵が起こっていない可能性もあります。ストレスや体調の変化で排卵日がずれることもあるので、他の方法で確認するのが安心です。
◆ 実際の体験談
Yさん(30歳・妊活歴半年)
「のびおりが出た3日後もまだ続いていたのでおかしいと思い、排卵検査薬を使ってみたら、そのときが陽性のピークでした。排卵が遅れていたようで、予定よりも1週間も後でした」
⇒ のびおりが長引く場合は、排卵がまだ起きていないサインかもしれません。
【伸びるおりもの】当てにならない?
のびおりだけでは、あてにならない!
のびおりだけで排卵を判断するのは危険かもしれません。
おりものの状態には個人差があり、排卵期以外にも似たおりものが出ることがあります。そのため、「のびおりがある=排卵日」と決めつけるのは危険です。
妊活には「他の方法と併用」を
のびおりだけに頼るのではなく、基礎体温、排卵検査薬、病院での卵胞チェックなども組み合わせることで、より確実に排卵日を把握できます。
◆ 実際の体験談
Kさん(28歳・不妊専門クリニック通院中)
「排卵日はアプリで予測し、のびおりを目安にしていましたが、半年間タイミングが合わず妊娠できませんでした。病院で卵胞チェックを受けてはじめて、排卵がアプリの予測より5日ずれていたと判明しました」
⇒ 自分だけの排卵リズムを知るには、医師によるチェックが最も正確です。
まとめ|伸びるおりもの【のびおり】で排卵日を予測しよう!
伸びるおりもの(のびおり)「ポイント」
- のびおりは排卵の2〜3日前から出ることが多いが、個人差あり
- 排卵後にのびおりが出る場合は、排卵が遅れている可能性も
- のびおりだけで排卵日を決めつけるのは危険
- 妊活では、基礎体温・排卵検査薬・病院での検査などを併用することが妊娠への近道
伸びるおりもの(のびおり)は、排卵の2~3日前から出ることが多く、精子が受精しやすい環境を作る役割を持っています。ただし、のびおりがあるからといって必ずしも排卵が起こるわけではなく、ホルモンバランスや体調によって排卵日がずれることもあります。
また、排卵後にものびおりが出ることもあり、排卵日の判断には基礎体温や排卵検査薬を併用するのがベストです。妊活中の方は、のびおりの変化を記録しつつ、他の方法と組み合わせて排卵日を予測することをおすすめします。
「のびおり 排卵」「伸びる おりもの 排卵日」「排卵日 ずれ」「のびおり あてにならない」といったキーワードに関連する悩みを持つ方も多いですが、正しい知識を持って観察することで、自分の体のリズムを知ることができます。
妊活や避妊の参考にしながら、無理のない範囲で体調管理をしていきましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。