伊丹市から子宮内膜症で来院
2018年03月6日
目次
伊丹市 子宮内膜症 会社員 36歳 I.T様
5年前に子宮内膜症が分かり、クリニックに通院。
3年前に結婚、赤ちゃんを希望し、当院へ。
体外受精を一回行うも、うまくいかず。体質を変え、授かりやすい身体を作りたい。
冷えがきつく、特に下腹部の冷えが顕著。月経痛もひどく一緒に良くしていきたいと意欲的である。
PMSもあり、しばらくの間、身体の基礎を作るために、週2で通院を指導。
周期も考えながら通院をしてもらい、体調を整えていく。
施術4回目で、体調が良くなってきた。施術15回目で、冷えがかなり改善し、喜んでいる。
施術23回目で、月経痛が嘘のように改善したと喜びの声をもらう。
施術10か月で、陽性反応が出た。
妊娠には、やはり温かい身体とお腹が必要不可欠である。伊丹市からも多数お越し頂いております!
子宮内膜症について
このような症状はありませんか?
- 強い生理痛
- 経血量が多い(夜用ナプキンが、1時間もたないなど)
- 経血に、レバー状の塊がある
- 不正出血
- 生理時以外の下腹部痛や腰痛
- 排便時、肛門の奥に痛みを感じる
- 性交時に膣の奥が痛む
- 不妊
これらの症状があれば子宮内膜症の可能性が!
毎月のように寝込むという人は、我慢しないで早めに婦人科を受診しましょう。
子宮内膜は、子宮の中で赤ちゃんの居場所となる「赤ちゃんのベッド」となる場所です。
妊娠しなければ、毎月経血となって腟から排出されます。これが月経(生理)です。
子宮内膜症は、この子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外の場所に発生し、生理のたびに出血や炎症、癒着を起こす病気です。
ほっておくと、ひどい生理痛、子宮周囲の癒着による痛み、さらには不妊症の原因になるケースもあります。
原因
原因ははっきりしていませんが、子宮内膜を含む月経血が、卵管からお腹の中に逆流し、そこに留まるという説が有力とされています。
また、結婚・出産が昔に比べ遅くなっているので、月経回数が増加しています。
そのことが、子宮内膜症の増えている理由だと言われています。
月経と同じサイクルで増殖と出血が繰り返されるため、月経回数が増えればその分、発症・悪化しやすくなります。
月経が中断される期間がないのも、原因の一つと考えられています。
養生法
- 夜更かしする事が多い
- 風邪を引きやすく、体力がない
- 冷え性(手足が冷たい)
- たばこを吸っている
- 不規則な食生活(外食が多い。甘い物が大好き)など
日常生活と照らし合わせ、思い当たる点はないでしょうか?
思い当たれば、ぜひ改善するように心がけてください。
下半身を中心に温める
身体を温める事は、とても大切です。
上半身が温かくても、下半身(特にお尻周り)は冷えている女性が多いです。
お腹・お尻周りを中心に温めると、血行が良くなり症状の緩和に繋がります。
軽めの運動やストレッチをして、身体の気血(エネルギー)を停滞させない事がとても大切です。
食事について
食事については、和食がオススメです。
和食は、ビタミン・ミネラルのバランスの良い食事です。
ご飯の副食としてお味噌汁、煮物、お魚、お豆腐などが良く合います。
お味噌汁には、免疫力をアップさせる効果が高いです。
また、温野菜や温かい飲み物をなるべく摂り、身体の内側からも外側からも冷やさないように気をつけて下さい。
お菓子や果物など甘い食べ物は、身体に炎症が起こりやすい体質になります。
また、カタカナ料理(カルボナーラ、ナポリタンなど)も、出来る限り控えましょう。
今の生活習慣を見直し、改善していくことが養生法に繋がります。
はり灸(東洋医学)
東洋医学的では、子宮内膜症は、「冷え」や「お血(古いドロドロとした血)」に関係が深いと考えています。
女性の月経や妊娠には、五臓の中でも「脾」「肝」「腎」の働きが重要です。
それぞれが、バランス良く運行している事が非常に大切です。
弱っているツボに、鍼やお灸で刺激を与えることで、全身の血液循環や、身体の機能を正常な状態に戻していきます。
全身のエネルギーの流れを促す
毎日忙しくて、気づけば、頭をフル回転状態にしている方も少なくありません。
全身の気・血(エネルギー)が頭に上ったまま、下半身の血流が不足し、生殖能力の低下を招いている場合もあります。
はり灸により、全身のエネルギーの流れを促しましょう。
出来るだけ、リラックスした時間を過ごし、時には何も考えず「ボーッ」とする時間を持つ事も大切です。
早期に治療をすれば、上手にコントロール出来る病気です。はり灸は、症状を緩和させるのに効果的な方法です。
日常生活に支障をきたすような月経痛に悩まされる前に、是非一度はり灸を受けてみて下さい。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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