【不妊治療中】妊活 & 肌荒れの関係とは?
2024年06月22日

目次
不妊治療中に肌荒れが起こりやすくなる理由
ホルモンバランスの変化が原因に
妊活中や不妊治療をしていると、ホルモンのバランスが大きく変わります。とくに「エストロゲン」や「プロゲステロン」という女性ホルモンは、肌の状態に深く関係しています。
不妊治療では、これらのホルモンを薬でコントロールすることが多いため、体がびっくりしてしまい、肌にニキビや乾燥といったトラブルが出やすくなります。
薬の副作用が肌に出ることも
不妊治療で使われる薬には、排卵を助けるものやホルモンを補うものがありますが、それらの副作用で肌が荒れることもあります。
とくに、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」を使うと、皮脂の分泌が増えて、ニキビができやすくなる人も。薬の種類や体質によって肌の反応は変わるので、医師に相談しながら進めることが大切です。
ストレスや生活習慣も肌荒れに影響
妊活中のストレスが肌に表れる
不妊治療は、心にも大きな負担がかかります。「結果が出ない」「周りと比べてしまう」「いつまで続くの?」といった不安が重なると、ストレスで自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると、血流が悪くなったり、肌のターンオーバー(生まれ変わり)がうまくいかなくなったりして、肌荒れがひどくなることがあります。
睡眠不足や栄養の偏りも肌に悪影響
妊活中は、つい生活が不規則になりがちです。でも、肌のためにも「睡眠」と「食事」はとても大事。
睡眠が足りないと、肌の修復がうまくできず、ニキビができやすくなります。また、栄養が偏ると、肌をつくる材料が足りなくなってしまいます。ビタミンB群や鉄分、たんぱく質などをしっかりとるようにしましょう。
妊活中の肌荒れをやわらげる方法
やさしいスキンケアで肌を守る
妊活中に肌荒れがひどくなったと感じたら、まずはスキンケアを見直してみましょう。肌が敏感になっている可能性があるので、低刺激で保湿力の高いスキンケアを選ぶのがおすすめです。
洗顔はゴシゴシこすらず、泡でやさしく洗いましょう。化粧水と乳液でしっかり保湿することで、肌のバリア機能を保つことができます。
肌の状態に合わせたケアが大切
ニキビがひどいときは、ニキビ用のスキンケアを使うのもよいですが、乾燥していると逆に悪化することがあります。自分の肌の状態をよく観察して、「今日は乾燥してるな」「ちょっと赤みがあるな」など、肌の声に耳をかけてケアをしていきましょう。
心と体のバランスを整える工夫
リラックスする時間をつくろう
妊活や不妊治療にがんばりすぎると、知らないうちにストレスがたまります。深呼吸をしたり、お風呂にゆっくりつかったり、音楽を聴いたりと、**「自分をいたわる時間」**を持つことが肌にもよい影響を与えます。
アロマやハーブティーを取り入れるのもおすすめ。心がゆったりすると、自律神経も整いやすくなり、肌の状態もよくなることがあります。
バランスのよい食事で体の中から整える
妊活中は、赤ちゃんのためだけでなく、自分の肌のためにも栄養バランスを意識した食事が大事です。たとえば、ビタミンCは肌のハリを保ち、ビタミンB群はニキビを防ぐ働きがあります。
鉄分が不足すると肌がくすんだり、疲れやすくなったりするので、レバーや小松菜、豆製品などを意識して取り入れてみましょう。
まとめ:妊活中の肌荒れは体からのサインかも
妊活や不妊治療中に肌荒れやニキビがひどくなるのは、ホルモンバランスの変化や薬の影響、ストレスや生活習慣の乱れが原因になることが多いです。肌はとても正直で、心や体の状態を映す鏡のようなもの。だからこそ、肌荒れが起きたときは「自分の体ががんばってるんだな」と気づくきっかけにしてあげましょう。
肌荒れをやわらげるには、まずはやさしいスキンケアと十分な保湿が基本です。そして、心と体のバランスをとることが何より大切。睡眠をしっかりとり、ストレスをためこまず、バランスのよい食事を心がけましょう。
「赤ちゃんがほしい」という気持ちはとても大切。でも、がんばりすぎて自分を追い詰めてしまわないように。肌荒れも妊活も、ゆっくり少しずつ向き合っていくことが、心にも体にも一番の近道です。
お肌で【健康度】が分かる!
肌の状態が…
・黒ずむ
・黄ばむ
・潤いが減っている
・乾燥肌
・しわやシミが目立つ
上記の方は、内臓がお疲れ気味かもしれません。お肌の状態は、免疫や内臓の機能が反映されています。
肌の色や質が気になったら、まずやるべき事は、食事の内容、睡眠時間などの生活習慣を見直してみましょう。
皮膚だけ対処しても、繰り返す⁈
肌のシミ、くすみ、黒ずみ、クマ、そしてニキビや吹き出物などは、すべて体の中の内臓や各器官の状態が肌に反映されているのだと考えても良いでしょう。
皮膚の表面だけが、塗り薬や化粧品でキレイになっていても、、、
体の中の状態がちゃんと改善されて、内臓の機能が回復していない限り、またすぐに皮膚に症状は表れてしまいます。
なかなか治らなかったり、繰り返したりする症状には、しっかりとした体の中の状態や、生活習慣の見直しが大変重要なのです。
肌荒れを起こしやすい食生活
しっかりとスキンケアをしているのに、肌荒れが治まらない方は、食生活に問題があるのかもしれません。
以下のチェックリストで当てはまる点がないか、確認してみましょう。
- ファーストフードやインスタント食品など、脂肪分の多い食べ物をよく食べる
- ケーキやお菓子など甘い物をよく食べる
- コーヒーなどのカフェイン摂取量が多い
- 香辛料の効いた刺激物をよく食べる
- ダイエットで食事制限をしている
- お酒をよく飲む
キレイな肌、妊娠しやすい体を作るためには、スキンケアなどの外側からのケアだけでなく、栄養バランスの取れた食事(内側からのケア)が欠かせません!!
複数当てはまる方は、食生活を改善することをおすすめします。
葉酸は美容にも◎
妊婦さんにとって必要不可欠な栄養素、ビタミンB群の一種『葉酸』。
葉酸は、厚生労働省からも妊婦さんへの摂取が推奨されているため、妊婦さんだけのための栄養素のように思われがちです。
しかし、妊娠中でなくても摂取すると、健康面だけでなく、美容にも良い影響を与えてくれます。
葉酸には、新陳代謝を高める働きがある事から、年齢を重ねるごとに衰えがちな肌のターンオーバーを促し、紫外線などでダメージを受けた皮膚を健康的な肌状態へと導いてくれる効果があります。
また、血行を促進する作用から、くすみや肌荒れを改善し、イキイキとした肌を保つ効果もあります。
日焼けによる色素沈着が心配な秋から冬にかけて、積極的に葉酸を摂取することで、シミやくすみの予防に繋がり、美肌を保つことができます。
お灸もおすすめ
東洋医学では、皮膚の色や潤いは脾胃の衰え、シワやくすみは賢気の衰えと考えます。
この2つは、妊娠に深く関係している大事な機能なので、機能を回復させておくことが大事です。
それにはお灸が効果的です。お灸を使って妊娠力をアップし、かつ肌の調子も整えていきましょう。
おすすめのツボ
・合谷(ごうこく)
・太白(たいはく)
・三陰交(さんいんこう)
・照海(しょうかい)
この左右両方のツボ8か所にお灸をやっていきます。肌の調子の悪い人は、生活習慣の見直しと一緒にお灸のケアもやってみて下さい。
ツボの場所は、鍼灸師にお尋ねください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。