なかなか妊娠出来ない(30代)
2024年08月7日
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なかなか妊娠出来ない(30代)
30代になったら子どもを作ろうと思い避妊を止めても、なかなか妊娠ができなくて焦ってしまう方が多くいます。
30代中ごろになれば卵子は老化し、妊娠力が低下していきます。
30代になってからいざ子どもを作ろうとするのではなく、20代の頃からお互いの健康状態を確認しておくことが大切です。
30代で妊娠する確率
体外受精の成功率は、33歳までが20代と同じ30%ですが、それ以降は徐々に減っていき、40歳では10%まで下がってしまいます。
このことから、33歳くらいから卵子の質が低下し、妊娠しにくくなると言われているのです。
また、避妊をしない場合の30代前半の妊娠率は1周期あたり18~30%で、30代後半の妊娠確率は1周期あたり5~18%まで下がります。
ほかにも30代になると婦人科トラブルが少しずつ増えていき、体力の低下や、仕事との両立で悩みやすい年齢でもあるため、いつ頃赤ちゃんが欲しいか家族で早めに計画するようにしましょう。
排卵日に妊娠する確率
自然妊娠は、卵巣から排卵された卵子が卵管を通る間に、約1億匹の精子のうちたった1匹と受精し、子宮に着床することで起こります。
この間およそ5日。妊娠する可能性があるのは排卵日の6日前から排卵日の1日後ほど。その間に性交し、妊娠する確率は29歳以下の女性で約30~50%です。
その確率は26歳をピークに穏やかに下降していきます。不妊状態にあるカップルだと、妊娠する確率は1周期あたりで約2%といわれています。
30代で安心して妊娠するためには
30代前半と後半では、妊娠・流産・子どもの染色体異常の確率まで大きく違ってきます。母体の年齢が1歳でも若い方が、妊娠・出産におけるリスクは低いのです。
では、これから30代女性が安心して妊活する為には、いざ子どもを作ろうとする前から女性ホルモンのバランスを整えておくことが必要です。
女性ホルモンを整えるには、疲労回復・バランスの摂れた食事・十分な睡眠・適度な運動・リラックスなどが大切です。
生理不順や不正出血などがある場合は、一度婦人科へ行って診て頂くことをおすすめします。
妊娠しやすい人
妊娠しやすい人の特徴は以下のとおりです。
- 月経周期が順調
- 生理の量が正常
- 生理痛がないor少ない
- 性交痛がない
- 35歳以下
- 体重が適正範囲内
- 喫煙しない
- 感染病にかかったことがない
- 甲状腺疾患や糖尿病などの持病がない
月経周期、生理痛、生理の量は女性ホルモンの分泌が良くなることで改善されることもあります。
上記にも記載したように、女性ホルモンの分泌を良くするためには、規則正しい生活をし、バランスの摂れた食事、適度な運動、身体を冷やさない、ストレスを溜めないなど、日々の生活を変えることかで改善されます。
少しでも妊娠しやすい身体にするために、パートナーと日々の生活を見直してみて下さい。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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