ミレーナ【やめた理由】とは? 副作用(太る、痩せる、うつ、臭い)を解説!
2024年09月29日

【この記事でわかること】
- ミレーナの避妊効果と生理の改善効果
- 装着後の副作用ややめた理由
- 更年期やPMSに対する影響と注意点
この記事では、避妊リングとして知られる「ミレーナ」について、避妊効果だけでなく、生理痛や過多月経の改善、更年期障害への効果など、幅広い活用法を紹介しています。
また、副作用として出血・腹痛・気分の落ち込みなどが起こる可能性や、使用をやめた理由も詳しく解説しています。避妊を考えている方や、生理の悩みを軽くしたい方、副作用が心配な方におすすめの内容です。
結論として、ミレーナは高い避妊効果と生理の改善効果が期待できる一方で、個人差のある副作用もあるため、医師と相談しながら慎重に選ぶことが大切です。
本文中には体験談や使用上の注意点、PMSや更年期との関係なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
ミレーナ(避妊リング)とは
ミレーナは子宮内に装着する避妊方法として知られていますが、月経困難症や過多月経の治療にもよく使われています。ミレーナは、年単位で妊娠・出産を考えていない方に向いています。
やわらかいプラスチック製で、子宮内に挿入することで継続的に黄体ホルモン「レボノルゲストレル」を放出し、子宮内膜を薄くする作用があります。
→体験談:
35歳の女性Aさんは、2人目の子どもを計画的に考えている間、生理痛と過多月経に悩んでいました。医師からミレーナを勧められ装着。半年後、生理の量が減り痛みも和らいだため、避妊だけでなく生理の悩みも軽減できていることに満足しています。年単位での避妊管理もでき、生活が楽になったそうです。
ミレーナ【効果】について
ミレーナの効果とは?
- 避妊効果が高い
- 経血量や生理痛の軽減
- 長期的な持続効果
- 低用量ピルと比べて副作用が少ない
「避妊効果」がある
- 子宮内膜を薄くすることで、受精卵の着床(妊娠成立)を防ぐ
- おりものを粘っこくして、精子が膣の中から子宮内へ進入するのを妨げる
- 避妊率は99%で、一度挿入すると効果は最長5年間続く
- 経口避妊剤と同等の効果がある
→体験談:
29歳の女性Bさんは、ピルで副作用が強く続けられませんでした。ミレーナ装着後はホルモンの影響が局所的で体調不良が減り、避妊効果は99%で安心。経血量も減って生理痛が軽減し、仕事中の不快感が大幅に改善。装着から4年経過していますが、今も安定した効果を実感しています。
ミレーナ 【やめた理由】副作用などについて
ミレーナ【やめた理由】 →挿入後に続く「出血」や「腹痛」
ミレーナをやめる理由として、挿入後に続く「出血」や「腹痛」があります。
ミレーナは子宮内膜を薄くするホルモン成分を含んでいるため、装着後3~6ヶ月ほどは内膜の状態が落ち着くまで、生理が少量ずつ始まり、終わりもキレが悪くなることがあります。
最初の出血を乗り越えれば快適になる可能性が高いですが、思っていた以上に出血が続くために、途中でやめたくなる方もいます。
→体験談:
40代女性Cさんはミレーナ装着後、半年間続く不正出血に悩みました。医師からは「最初は子宮内膜が安定するまで時間がかかる」と説明されましたが、日常生活に支障が出て途中で除去を決断。出血は収まりましたが、体調の変化に敏感なためミレーナの副作用を強く感じた経験でした。
副作用など
- 卵巣のう胞
- 骨盤内炎症性疾患(PID)
- 子宮外妊娠
- 穿孔(せんこう:穴があく事)
- 卵巣のう胞破裂
ミレーナ「デメリット」
- 定期検診が必要
- ごく稀に、自然に抜けてしまう
- 5年ごとに交換が必要(装着後5年を超えないうちに交換・除去する必要がある)交換のタイミングの自己管理
- 出産経験がない方は、子宮頚管の拡張が必要になることがある
- 不正出血や下腹部の違和感、腹痛などの副作用がある
- 稀に骨盤内炎症性疾患や子宮外妊娠、子宮穿孔などの重大な副作用がある
- 交換時期になると避妊効果が落ちる
- ミレーナには生理前のPMS(月経前症候群)を軽減させる効果はない可能性があります。PMSは女性ホルモンの変動によって起こります。ミレーナを装着していても排卵は起こり、それに伴う女性ホルモンの変動は起こるためです。
【ミレーナの副作用】痩せる?太る?臭い?うつ病?
ミレーナの副作用で、痩せる?太る?
避妊リングとも呼ばれ、ミレーナの副作用で、太る、痩せる、などと言われることもありますが、科学的な根拠はありません。
ミレーナは、「臭い対策」になるの?
ミレーナの使用によって、月経の臭いなどが改善するなど医学的な根拠はありませんが、月経量が少なくなるため、臭いにくくなる可能性はあります。
ミレーナの副作用で「うつ病」?
子宮内避妊具であるミレーナには、副作用として気分の変化やうつ症状が現れることがあります。しかし、ミレーナを入れることで、うつっぽくなったりイライラすることはないという意見もあります。
ミレーナのホルモンは、強く全身へ影響はしないので、「ミレーナを入れた後からイライラが気になり始めた」という場合は、それはミレーナのせいではなく、別の原因で起きている可能性もあります。
→体験談:
27歳の女性Dさんは、ミレーナ装着後に体重変化を感じませんでした。周囲から「太った?」と言われることもありましたが、医師は「ミレーナの影響はほとんどない」と説明。気分の落ち込みを感じた時期もありましたが、ホルモンの影響より生活のストレスが原因と判断し、ミレーナは継続しています。
ミレーナ【更年期障害への効果】 更年期が早まる!って本当?
更年期とは?
更年期障害は、女性ホルモン(黄体ホルモンと卵胞ホルモン)が減少することで起こります。
更年期が早まる?
ミレーナは、更年期障害の症状緩和に効果的であるため、更年期の時期に装着することもできます。
ミレーナにより、黄体ホルモンを子宮内に継続的に放出することで(子宮内に黄体ホルモンを維持させるため)、更年期障害の症状を軽減させる効果もあります。
→体験談:
50歳の女性Eさんは更年期障害の症状が重く、医師の勧めでミレーナを装着。子宮内に黄体ホルモンが持続的に放出されることで、ほてりやイライラが緩和され、日常生活の質が向上。更年期の時期が早まることはなく、症状をうまくコントロールできたことで安心感が得られました。
よくある質問と回答(FAQ)
Q1. ミレーナの避妊効果はどれくらいですか?
A.ミレーナの避妊効果は非常に高く、約99%以上とされています。一度装着すれば最長5年間効果が持続し、毎日の服用が不要なので継続しやすい方法です。
Q2. ミレーナは生理が止まるって本当?
A.ミレーナを装着すると子宮内膜が薄くなるため、生理の量が減ったり、完全に止まることもあります。これは異常ではなく、ホルモンの作用による正常な反応です。
Q3. 副作用にはどんなものがありますか?
A.主な副作用は、不正出血・下腹部痛・腹部の違和感などがあります。装着初期に多く見られますが、通常は数ヶ月で落ち着きます。まれに子宮穿孔やPID(骨盤内炎症性疾患)などの重篤な副作用もあります。
Q4. ミレーナはPMS(月経前症候群)にも効果がありますか?
A.ミレーナは黄体ホルモンを局所的に作用させるため、PMSへの直接的な効果は限定的です。排卵が続くため、PMSの症状が改善しないケースもあります。
Q5. ミレーナの装着は痛いですか?
A.個人差はありますが、装着時に子宮が収縮するため「生理痛に似た痛み」を感じる人もいます。経産婦の方は比較的スムーズな場合が多いです。痛みが心配な場合は医師に相談しましょう。
Q6. ミレーナをやめたくなるのはどんなとき?
A.長く続く不正出血や腹痛、気分の変化などが理由で、装着を中止する方もいます。体に合うかどうかは装着後数ヶ月で判断するのが一般的です。
Q7. 更年期障害にも効果がありますか?
A.はい。更年期におけるホルモンバランスの乱れによる症状(ほてり、イライラなど)の緩和に役立つことがあります。特にエストロゲン補充療法と併用されることもあります。
【まとめ】ミレーナをやめた理由とは? ミレーナの副作用(うつ、臭い、太る、痩せる等)を解説!
【ミレーナの副作用】痩せる?太る?
避妊リングとも呼ばれ、ミレーナの副作用で、太る、痩せる、などと言われることもありますが、科学的な根拠はありません。
ミレーナのメリット
- 避妊効果が高い
- 経血量や生理痛の軽減
- 長期的な持続効果
- 低用量ピルと比べて副作用が少ない
避妊効果
- 子宮内膜を薄くすることで、受精卵の着床(妊娠成立)を防ぐ
- おりものを粘っこくして、精子が膣の中から子宮内へ進入するのを妨げる
- 避妊率は99%で、一度挿入すると効果は最長5年間続く
- 経口避妊剤と同等の効果がある
ミレーナは臭い対策になる?
ミレーナの使用によって、月経の臭いなどが改善するなど医学的な根拠はありませんが、月経量が少なくなるため、臭いにくくなる可能性はあります。
ミレーナ【やめた理由】挿入後に続く出血や腹痛などについて
ミレーナをやめる理由として、挿入後に続く出血や腹痛があります。
ミレーナは子宮内膜を薄くするホルモン成分を含んでいるため、装着後3~6ヶ月ほどは内膜の状態が落ち着くまで、生理が少量ずつ始まり、終わりもキレが悪くなることがあります。
最初の出血を乗り越えれば快適になる可能性が高いですが、思っていた以上に出血が続くために、途中でやめたくなる方もいます。
ミレーナ【やめた理由】デメリットについて
- 定期検診が必要
- ごく稀に、自然に抜けてしまう
- 5年ごとに交換が必要(装着後5年を超えないうちに交換・除去する必要がある)交換のタイミングの自己管理
- 出産経験がない方は、子宮頚管の拡張が必要になることがある
- 不正出血や下腹部の違和感、腹痛などの副作用がある
- 稀に骨盤内炎症性疾患や子宮外妊娠、子宮穿孔などの重大な副作用がある
- 交換時期になると避妊効果が落ちる
ミレーナ【更年期障害への効果】 更年期が早まる?
ミレーナは、更年期障害の症状緩和に効果的であるため、更年期の時期に装着することもできます。
ミレーナにより、黄体ホルモンを子宮内に継続的に放出することで(子宮内に黄体ホルモンを維持させるため)、更年期障害の症状を軽減させる効果もあります。
ミレーナの副作用で「うつ病」?
子宮内避妊具であるミレーナには、副作用として気分の変化やうつ症状が現れることがあります。しかし、ミレーナを入れることで、うつっぽくなったりイライラすることはないという意見もあります。
参考文献:バイエル薬品株式会社. ミレーナ52mg 患者向医薬品ガイド. 医薬品医療機器総合機構ウェブサイト
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/630004_2529710X1027_1_00G.pdf
参考文献:バイエル薬品株式会社. ミレーナ52mg 使用者用説明書. バイエル薬品株式会社ウェブサイト
https://betterl.bayer.jp/sites/g/files/vrxlpx11551/files/2020-12/MRN200702.pdf
参考文献:不二ラテックス株式会社. FD-1(γ線)手帳(患者様説明用). 不二ラテックス株式会社ウェブサイト
https://www.fujilatex.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/【手帳】%E3%80%80FD-1-患者様向け.pdf
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。