妊活中【アフターピル】は不妊に繋がる?
2025年02月5日

【この記事でわかること】
- アフターピルの仕組みと正しい服用タイミング
- アフターピルと不妊の関係性(医学的根拠に基づく)
- 副作用や生理周期への影響、注意点について
この記事では、緊急避妊薬「アフターピル」の基本的な仕組みや、正しい使い方、不妊との関係性について詳しく解説しています。
避妊に失敗した時の対処法としてアフターピルを検討している方や、「飲んだあと将来妊娠できなくなるのでは?」と不安に感じている方におすすめの内容です。
結論として、正しく使えばアフターピルが将来的な不妊に繋がることは基本的にないとされていますが、連続服用はホルモンバランスに影響を与えるため避けるべきです。
本文中では、排卵タイミングと服用効果の関係や、妊娠した場合の影響なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【アフターピル】とは?
- アフターピルの役割と働き…アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した場合や避妊をしなかった場合に、妊娠を防ぐためのお薬です。主に、排卵を遅らせることで妊娠を防ぎます。
- いつまでに飲むべき?…アフターピルは性行為後72時間以内に服用することで、高い確率で妊娠を防ぐことができます。特に24時間以内に服用すると効果が高くなります。ただし、100%妊娠を防げるわけではないため注意が必要です。
→体験談:
大学3年のとき、彼との避妊がうまくいかず、急いでアフターピルを処方してもらいました。服用後、体調は少し崩れたけど無事に消退出血があり一安心。でも、その後の生理周期が乱れて、1ヶ月ほど不安な日々を過ごしました。妊娠は避けられたけど、「これが何度も続いたら将来大丈夫かな…」と心配に。今振り返れば、一時的なホルモンの変化だったと知って安心しましたが、当時は本当に不安でした。
【アフターピル】不妊に繋がる? 連続服用NG?
アフターピルは飲み過ぎ(連続服用)不妊に繋がる?
アフターピルを何度も服用(連続服用)すると、ホルモンバランスが乱れることがあります。
ホルモンバランスが乱れると不妊にもなりやすくなりますが、適切に使用する限り、将来的な妊娠に影響することはないとされています。
アフターピルが必ずしも不妊に繋がる訳ではありません。
排卵後に飲むと、意味がない?
アフターピルは排卵を遅らせることで妊娠を防ぐため、すでに排卵が終わった後に服用しても効果が薄い可能性があります。そのため、排卵日を正確に把握することが重要です。
→体験談:
結婚2年目、そろそろ妊活を…と思っていた矢先に避妊に失敗。焦ってアフターピルを飲みました。その後、生理が来ず「不妊になった?」と不安になり婦人科へ。医師から「一時的なホルモンの影響で遅れているだけ」と言われ、1週間後に無事生理が来ました。次の周期からは排卵も戻り、数ヶ月後には自然妊娠できました。正しく使えば将来の妊娠に問題ないと実感した出来事でした。
【副作用&注意点】アフターピル
消退出血がない場合
アフターピルを服用すると、通常2週間以内に消退出血(軽い生理のような出血)が起こります。しかし、出血がない場合は妊娠の可能性も考えられるため、妊娠検査薬を使用することが推奨されます。
「アフターピル」連続服用は危険?不妊に繋がる?
アフターピルは緊急時の避妊手段であり、通常の避妊薬とは異なります。
頻繁に服用する(連続服用)とホルモンバランスが崩れ、不正出血や体調不良の原因になるため、日常的な避妊には適していません。
連続服用は、不妊に繋がる可能性もありますので、ご注意ください。
【将来の妊娠(妊活)】への影響
アフターピル服用後の妊娠(妊活)
アフターピルを服用した後でも、次の排卵周期から通常の妊娠(妊活)が可能です。ただし、ホルモンバランスが一時的に乱れるため、生理周期が安定するまで様子を見ることが推奨されます。
妊娠した場合への影響
アフターピルを服用しても、完全に妊娠を防げるわけではありません。
もし服用後に妊娠した場合でも、胎児に重大な影響を及ぼすことはないとされています。ただし、不安な場合は医師に相談することが大切です。
よくある質問と回答(FAQ)
Q1. アフターピルを飲むと不妊になるって本当?
A. いいえ、正しく使用すればアフターピルが不妊の原因になることはありません。ただし、頻繁に服用するとホルモンバランスが乱れ、生理不順などを引き起こす可能性があります。将来的な妊娠への影響はないとされていますが、緊急時のみの使用をおすすめします。
Q2. アフターピルを服用しても妊娠することはありますか?
A. はい、あります。アフターピルは妊娠を100%防ぐものではなく、排卵後に服用した場合は効果が低くなることもあります。特に排卵日直後や既に受精していた場合は妊娠が成立する可能性もあるため、消退出血がない場合は妊娠検査を行いましょう。
Q3. アフターピルを何回も飲むと体に悪いですか?
A. はい。連続使用や頻回の服用はホルモンバランスを崩す原因となり、不正出血や体調不良が起こりやすくなります。避妊の基本はコンドームや低用量ピルなど、日常的に安定して使える方法を選ぶことが望ましいです。
Q4. アフターピル服用後、いつから妊活しても大丈夫?
A. 一般的には、次の自然な排卵周期から妊活は可能とされています。ただし、生理周期が一時的に乱れることもあるため、体調が落ち着いてからスタートするのが安心です。心配な場合は婦人科で相談しましょう。
Q5. アフターピルを飲んだ後に妊娠しても、赤ちゃんに影響はありますか?
A. 現在のところ、アフターピル服用後に妊娠しても胎児に重大な影響が出たという報告はありません。万が一妊娠が成立していた場合でも、まずは落ち着いて産婦人科を受診し、医師と相談することが大切です。
まとめ:妊活中【アフターピル】は不妊に繋がる?
アフターピルは正しく使用すれば妊娠を防ぐ有効な手段ですが、頻繁に使用するとホルモンバランスが乱れる可能性があります。
アフターピルを飲んだから不妊になるというわけではありませんが、あまり連続しての使用はおすすめしません。
排卵後に服用しても効果がないため、排卵日を把握することも重要です。
また、消退出血がない場合は妊娠の可能性があるため、注意が必要です。妊活を考えている場合は、普段の避妊方法を見直し、適切な方法を選ぶことが大切です。
参考文献:北海道薬剤師会.緊急避妊に関する取り組と緊急避妊法について
https://www.doyaku.or.jp/guidance/data/R4-3.pdf
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。