生理周期の乱れは、体からのSOS
2019年10月23日

月経不順の原因と治療について
生理の間隔や期間は、どれくらいが正常・異常なのか、ご存知でしょうか?
正常な生理の見極め方をお伝えします。
生理周期とは
「生理が始まった日~次の生理が始まる前日」までの期間を言います。
その期間が25~38日なら、正常となります。
月経の持続期間
正常な期間は、3~7日です。
2日で終わってしまうとか、8日以上続くときは、何らかの異常が関係している場合があります。
月経の量
経血の中にレバーのような塊(凝血)が混じっているのは、経血量が多い(過多月経)サインの一つです。
また、ちゃんとした食事をしているのに、貧血と言われるのも、経血量が多いから、という場合があります。
逆に、経血の量が、極端に少ないのを、過少月経と言います。
ストレスが影響する
生理は、心身の疲れや生活リズムの変化に敏感に反応します。
ストレスが強かった月や生活リズムが変わった月は、生理が2ヶ月くらい開くこともあります。だからと言って、それだけでは大きな心配は要りません。
ただし「2カ月以上生理が来ない」「24日以内で頻繁に生理が来る」などのようなことが続いたら、婦人科を受診しましょう。背後に何か病気が隠れているかもしれません。
月経不順の原因と対策
原因
- 精神的なストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経の失調
- 心身の疲労
- 激しい運動
- 栄養不足
- 冷え性
- やせ過ぎ
- 肥満
- 不規則な生活
- 無理なダイエット
- 下垂体の機能の異常
- 卵巣の異常
- 甲状腺機能亢進症、低下症
- 薬の副作用
改善ポイント
- 偏食や単調な食生活にならないように
- ストレスを溜め込まずに、気ままに生きる
- 軽い運動を心がけ、血のめぐりを良くし、心身の疲労を解消する
- 早寝早起きを心がけ、質の良い睡眠を取る
基礎体温を記録する
基礎体温表は、自分の身体のリズムが分かる大切な記録です。
基礎体温を測っていると、排卵の有無や排卵、生理(月経)予定、リズムの乱れ、妊娠、などが読み取れます。
自分の体内で起こっている変化やトラブルなどを知る事ができ、体調管理に役立ちます。
低温期と高温期
基礎体温は、2層(低温期と高温期)に分かれるのが、理想的です。
※低温期と高温期の差は、0.3度以上です。
鍼灸による施術について
目的
- 自律神経やホルモンバランスの調整
- 精神的ストレスの軽減
- 子宮や卵巣の血流改善を促す
などを目的に、ツボ(腰部・腹部・足部)に施術を行います。
鍼をして血液の循環を良くすると、骨盤内が温まり、子宮など生殖器官の血流も良くなります。
そうすることで、卵巣、子宮をはじめ、身体全体の機能を改善していきます。
はり灸で、月経不順のストレスを和らげ、さらには肩こりや冷え性などの症状も改善出来ます。
当院の鍼とお灸(痛くない、熱くない、気持ち良い)を、是非一度ご体験頂きたいと思います。