妊活の平均期間(20代・30代)
2024年10月26日
【この記事でわかること】
- 妊活を始めてから妊娠までの平均期間(年齢別)
- タイミング法の目安と妊娠確率
- 妊娠に影響する生活習慣や注意点
本記事では、妊活を始めてから妊娠するまでにかかる平均期間について、20代~40代の年齢別に詳しく解説しています。
加齢による妊娠率の低下や、タイミング法での妊娠率、生活習慣の見直しポイントなども紹介。
「妊活を始めたけど妊娠までどれくらいかかるの?」「なかなか結果が出なくて不安…」という方におすすめの内容です。
結論として、妊娠までの期間には個人差があり、年齢が大きな要因となるため、焦らず計画的に進めることが大切です。
本文中には、不妊症の定義、体験談、妊娠確率のデータ、タイミング法の注意点なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
妊活の平均期間について

健康な男女が避妊をしていないにもかかわらず、1年以上妊娠しない場合は不妊として扱われます。
不妊の可能性があると思ったら、クリニックを受診し検査や治療をしてもらうところから、妊活がスタートします。
では、妊活をスタートさせてから、妊娠までの平均期間はどれくらいなのでしょうか?
→体験談:
「妊活を始めて半年経ってもなかなか結果が出ず、夫婦で落ち込んでいました。周囲の話と比べて焦りもありましたが、婦人科で検査を受けてみると特に問題はなく、医師からは平均的な妊活期間は1年ほどかかると言われました。生活習慣を整えながら焦らず続け、1年後に無事妊娠できた経験があります。妊活は長期戦と考えることも大切だと実感しました」(32歳・妊活歴1年)
妊活をはじめてから、妊娠までの平均期間について



妊娠までの平均期間はどれくらい?
不妊治療(妊活)を始めてから実際に妊娠するまでの期間は、年齢や健康状態、妊娠歴なども関与して、個人差があります。
平均的には、数ヶ月から1年程度の期間が必要とされています。
20代の妊活 平均期間
20代の場合、1年未満で妊娠する方が多いですが、個人差があります。
20代の妊活の平均期間は、4~5か月程度で、妊活をしているカップルの場合、半年程度で約80%、1年以内にほぼ100%の確率で妊娠すると言われています。
30代・40代の妊活 平均期間
30代前半の場合、約1年~1年半程度(平均期間は14.92ヶ月)、30代後半(35~39歳)の場合のは、1年半~2年程度(平均期間は18.51ヶ月)。
40代前半で2年弱(平均期間は23.33ヶ月)と、高齢になるほど平均期間が延びてしまいます。
→体験談:
「友人は30代後半で妊活を始め、タイミング法を半年間続けましたが妊娠せず、不安でいっぱいだったそうです。その後、生活習慣を見直し専門医に相談しながら治療法を変えたところ、1年半後に妊娠できました。妊活は年齢や体調だけでなく、生活習慣も大きく影響することを知り、焦らず自分に合った方法を見つけることが大切だと感じたそうです。」
平均何回目で妊娠できた?


妊活をはじめて何回目で妊娠できた?平均は?
平均何回目で妊娠出来たかというのは、タイミングの回数にもよるので、何回とは言えませんが。
1回で妊娠する確率が
- 20代では約25~30%
- 30~34歳では約25~30%
- 35~39歳では約18%
- 40~44歳では約5%
- 45歳以上だと約1%になります。
1回の平均がこんなに低いとなると、頻度も大事になります。
1日おき(週3~4回程度)に性行為が良い?

妊活における性行為の頻度については、様々な研究が行われていますが、1日おき(週3~4回程度)に性行為を行うことが一般的に良いとされています。
タイミング法で半年妊娠しない


タイミング法で半年妊娠しない場合
タイミング法は、妊娠の成功率が高い日に性交渉を行うことで自然妊娠の確率を高める治療法です。
一般的に、タイミング法の対象となるカップルは、6ヶ月の治療で妊娠に成功しています。
6ヶ月間タイミング法を行っても妊娠出来なかった場合は、それ以降はタイミング法で妊娠する可能性は低いということになってしまします。
タイミング法で妊娠しない原因

タイミング法で妊娠しない原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 精子が少ない乏精子症、精液中に精子がない無精子症などの男性不妊
- 女性側に精子の侵入や受精を妨げる頸管因子(頸管粘液に異常が出たり、精子を敵とみなして働きを阻害する抗精子抗体ができたりした状態)や免疫因子
詳しくは医師と相談し、次の手段を考えてみても良いかもしれません。
その他

タイミング法で妊娠出来ない時の原因の一つに、生活習慣の乱れがあります。
生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、排卵が正確な周期で訪れなくなります。予測した排卵日がずれていると、タイミング法は意味を成しません。
- バランスの摂れた食事
- 十分な睡眠
- 適度な運動
など、できることから見直してみてください。
男性の場合は、体調やストレスによって、精子の状態が変化します。また、アルコールやタバコは精子だけでなく、他の臓器にも悪影響を及ぼす為、出来るだけ控えることをおすすめします。
関連記事:一回で妊娠する確率(20代、30代)& 妊活 何回目でできた?
関連記事:30代【一回で妊娠する確率】とは?
【よくある質問】妊活の平均期間(20代・30代)、妊娠までの期間

Q1. 妊活は平均でどれくらいの期間がかかるの?
健康なカップルが自然妊娠を目指す場合、約80%が1年以内に妊娠すると言われています。ただし年齢や体質、生活習慣によって個人差があります。
参考文献:日本生殖医学会 生殖医療 Q&A (旧 不妊症 Q&A)
Q2. 20代後半の女性が妊娠するまでにかかる平均期間は?
20代後半では、半年〜1年以内に妊娠するケースが最も多いとされています。ただし排卵のタイミングや生活習慣により個人差があります。
参考文献:三軒茶屋ウィメンズクリニック 妊活期間はどのくらいかかる?夫婦で取り組む妊活方法と注意点
Q3. 30代前半では妊活にどれくらい時間がかかる?
30代前半でも1年以内の妊娠率は約70〜75%とされています。ただし年齢が上がるごとに自然妊娠の確率は低下していきます。
参考文献:30代で妊娠するには?なかなか妊娠できないのはなぜ?30代の妊活や妊娠率を解説
参考文献:日本生殖医学会「Q24.加齢に伴う卵子の質の低下はどのような影響があるのですか?」
Q4. 妊活は何ヶ月チャレンジして妊娠できなければ病院に行くべき?
一般的には1年妊活しても妊娠しない場合は「不妊症」と診断され、婦人科の受診が推奨されます。35歳以上の場合は6ヶ月での受診が目安です。
参考文献:日本産科婦人科学会 不妊症
Q5. 20代と30代では妊娠にかかる時間や確率にどれくらい差があるの?
20代前半は1周期あたりの妊娠率が約25~30%と高めですが、30代になると少しずつ低下します。30代前半で約20%、後半になると10%程度まで下がるという報告もあります。
参考文献:日本生殖医学会「Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?」
【まとめ】妊活の平均期間(20代・30代)

妊活を始めてから妊娠するまでの平均期間は、年齢や健康状態、妊娠歴などによって異なります。特に年齢は重要な要因で、20代から40代にかけてその期間は大きく変化します。
20代の妊活
20代のカップルの場合、妊活の平均期間は約4~5か月とされています。妊活を開始して半年以内に約80%、1年以内にはほぼ100%のカップルが妊娠に至ると言われています。
この年代は妊娠率が高く、1回のタイミングで妊娠する確率も25~30%程度と比較的高い水準です。
30代の妊活
30代前半では、妊活の平均期間は約14.92か月と長くなります。
35~39歳の30代後半になると18.51か月に延び、妊娠する確率も20代に比べて低下します。タイミング1回での妊娠確率は18%程度となり、計画的な妊活が必要です。
40代の妊活
40代になると、妊活の平均期間はさらに延び、40~44歳では約23.33か月が平均とされています。
45歳以上では妊娠する確率が1%程度にまで低下します。高齢になるほど妊娠に時間がかかり、医療的なサポートが重要な役割を果たします。
どの年代でも、健康的な生活習慣を維持し、タイミング法や専門医のサポートを活用することが、妊活成功の鍵となります。
妊娠を目指す場合、年齢を考慮した計画的な取り組みが重要です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












