妊活の平均期間(20代・30代・40代)
2024年10月27日

目次
妊活の平均期間について
健康な男女が避妊をしていないにもかかわらず、1年以上妊娠しない場合は不妊として扱われます。
不妊の可能性があると思ったら、クリニックを受診し検査や治療をしてもらうところから、妊活がスタートします。
では、妊活をスタートさせてから、妊娠までの平均期間はどれくらいなのでしょうか?
妊活をはじめてから、妊娠までの平均期間について
妊娠までの平均期間はどれくらい?
不妊治療(妊活)を始めてから実際に妊娠するまでの期間は、年齢や健康状態、妊娠歴なども関与して、個人差があります。
平均的には、数ヶ月から1年程度の期間が必要とされています。
20代の妊活 平均期間
年代別で見ると、20代の妊活の平均期間は、4~5か月程度で、妊活をしているカップルの場合、半年程度で約80%、1年以内にほぼ100%の確率で妊娠すると言われています。
30代・40代の妊活 平均期間
しかし、30代前半の妊活の平均期間は14.92ヶ月、30代後半(35~39歳)の妊活の平均期間は18.51ヶ月、40~44歳では23.33ヶ月と、高齢になるほど平均期間が延びてしまいます。
平均何回目で妊娠できた?
妊活をはじめて何回目で妊娠できた?平均は?
平均何回目で妊娠出来たかというのは、タイミングの回数にもよるので、何回とは言えませんが。
1回で妊娠する確率が
- 20代では約25~30%
- 30~34歳では約25~30%
- 35~39歳では約18%
- 40~44歳では約5%
- 45歳以上だと約1%になります。
1回の平均がこんなに低いとなると、頻度も大事になります。
1日おき(週3~4回程度)に性行為が良い?
妊活における性行為の頻度については、様々な研究が行われていますが、1日おき(週3~4回程度)に性行為を行うことが一般的に良いとされています。
タイミング法で半年妊娠しない
タイミング法とは
タイミング法は、妊娠の成功率が高い日に性交渉を行うことで自然妊娠の確率を高める治療法です。
一般的に、タイミング法の対象となるカップルは、6ヶ月の治療で妊娠に成功しています。
タイミング法で半年妊娠しない場合
6ヶ月間タイミング法を行っても妊娠出来なかった場合は、それ以降はタイミング法で妊娠する可能性は低いということになってしまします。
タイミング法で妊娠しない原因
タイミング法で妊娠しない原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 精子が少ない乏精子症、精液中に精子がない無精子症などの男性不妊
- 女性側に精子の侵入や受精を妨げる頸管因子(頸管粘液に異常が出たり、精子を敵とみなして働きを阻害する抗精子抗体ができたりした状態)や免疫因子
詳しくは医師と相談し、次の手段を考えてみても良いかもしれません。
タイミング法で妊娠しない原因
タイミング法で妊娠出来ない時の原因の一つに、生活習慣の乱れがあります。
生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、排卵が正確な周期で訪れなくなります。予測した排卵日がずれていると、タイミング法は意味を成しません。
- バランスの摂れた食事
- 十分な睡眠
- 適度な運動
など、できることから見直してみてください。
男性の場合は、体調やストレスによって、精子の状態が変化します。
また、アルコールやタバコは精子だけでなく、他の臓器にも悪影響を及ぼす為、出来るだけ控えることをおすすめします。
【まとめ】妊活の平均期間(20代・30代・40代)
妊活を始めてから妊娠するまでの平均期間は、年齢や健康状態、妊娠歴などによって異なります。特に年齢は重要な要因で、20代から40代にかけてその期間は大きく変化します。
20代の妊活
20代のカップルの場合、妊活の平均期間は約4~5か月とされています。妊活を開始して半年以内に約80%、1年以内にはほぼ100%のカップルが妊娠に至ると言われています。
この年代は妊娠率が高く、1回のタイミングで妊娠する確率も25~30%程度と比較的高い水準です。
30代の妊活
30代前半では、妊活の平均期間は約14.92か月と長くなります。
35~39歳の30代後半になると18.51か月に延び、妊娠する確率も20代に比べて低下します。タイミング1回での妊娠確率は18%程度となり、計画的な妊活が必要です。
40代の妊活
40代になると、妊活の平均期間はさらに延び、40~44歳では約23.33か月が平均とされています。
45歳以上では妊娠する確率が1%程度にまで低下します。高齢になるほど妊娠に時間がかかり、医療的なサポートが重要な役割を果たします。
どの年代でも、健康的な生活習慣を維持し、タイミング法や専門医のサポートを活用することが、妊活成功の鍵となります。
妊娠を目指す場合、年齢を考慮した計画的な取り組みが重要です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。