鍼灸の効果とは?
2024年09月29日
目次
鍼灸の効果とは?
自然治癒力を高める
鍼灸は、疾患や症状に適したツボに金属の細い針を刺したり、もぐさを置いて燃焼させたりなど、体に刺激を加えることで、元々体に備わっている自然治癒力を高めて元気にする、副作用がとても少ない治療法です。はりきゅう、ということもあります。
様々な不調に対応している
鍼灸は病気だけでなく、生活習慣からくる体の痛みや歪み、疲れなどにも効果があります。
肩こり、頭痛、腰痛、めまい、不眠、生理痛、生理不順、便秘、冷え性、眼精疲労など、鍼灸で体本来の免疫機能を高めることで改善されていきます
効果が出るまで時間がかかる
鍼治療の効果は、すぐに出る人もいますが、1ヶ月~数ヶ月続けることで効き目を感じる人がほとんどです。
鍼灸はなぜ効くの?
筋肉を緩める
筋肉が固くなっていると交感神経が優位になります。鍼治療は、交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位にさせ、筋肉の緊張を緩める効果があります。
痛みを和らげる
鍼灸で身体に刺激を与えると、中枢神経内にモルヒネのような役割を持つホルモンが放出されます。この物質が痛みを抑える効果があります。
血流を良くする
鍼灸の刺激によって、血管を広げる化学物質が放出され、血管が拡張する作用が働きます。また、お灸によって体が温まり、血流が改善する、鍼灸で筋肉のコリが緩和され、筋肉のポンプ作用が回復して血流が改善される、という作用もあります。
自律神経を整える
自律神経の役割は、呼吸や血圧、体温調整など、無意識に全身の機能を維持することですが、肩こり、頭痛、不眠、冷え、そのた日常的なストレスや負担によって、機能が乱れてしまいます。
鍼灸にはこのような作用と効果があります。鍼治療の仕組みは、鍼を刺したときの刺激で体の自然治癒力を活性化させるというメカニズムです。
鍼灸は効果なし?
症状の重さ
症状が酷すぎると、なかなか効果が出ない場合もあります。体質改善に時間がかかるケースもあり、数ヶ月間定期的な通院が必要なこともあります。数回でやめてしまうと、鍼灸は効かなかった、と感じてしまいます。
施術者の技術
一人一人症状は違っていますので、施術者には患者さんの体質を把握して、その人に合ったツボを的確にとらえて刺激する技術が求められます。経験豊富なベテラン鍼灸師の施術をうけることが大切です。
思い込み
鍼灸は本当に効くんだろうか?鍼を刺して大丈夫だろうか?など、鍼灸に対して否定的だったり、鍼灸のメカニズムを信じられないと思い込んでいる人は、脳がすんなり鍼の刺激を受け入れることが出来ず、効果が現れにくくなります。
鍼治療の効果が出るまで
効果はいつでるの?
鍼灸治療の効果が出るまでには個人差があります。鍼を刺した直後に効果を感じたという人や、その日の夜や翌日~3日後あたりに感じる人などですが、比較的症状の軽い人の方が効果を早く実感できます。
どれくらい続けるの?
根本的な体質改善は、最初は週1~2回、安定してくると週1回のペースで、3~6ヶ月ほど受けて頂くことをおすすめします。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。