男性不妊になりやすい人の特徴
2022年07月26日

妊活は女性だけではなく、パートナーの協力が不可欠です。また、不妊の原因は男性にあることも少なくありません。
そして、男性不妊の9割は、造精機能障害(精子が上手く作られないこと)が原因です。
男性不妊になりやすい人の特徴
喫煙者
喫煙は、精子形成や運動率に悪影響を与えます。
喫煙者(吸う人)は非喫煙者と(吸わない人)比べて、精子の量が10~17%少ないという研究結果が出ており、精子の形態異常のリスクも高いと言われています。
また、喫煙は勃起不全(ED)の原因になると考えられています。
さらには、形態異常や運動率の低い精子では、受精したとしても、先天性疾患や流産の危険性が懸念されます。
飲酒
過度な飲酒で、アセトアルデヒドという毒性の高い物質が、精巣内に過剰に発生すると、精子を作る力を弱めてしまいます。
食生活の乱れ
栄養の偏り、特にビタミン不足は、男性不妊に繋がります。
コレステロール不足
コレステロールは、男性ホルモンの原料となります。
ストレス、疲労
ストレスや疲労により、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少すると、精子の減少、運動量低下、性欲減退などを引き起こします。
肥満
太ってしまうと、脂肪によって精巣が過剰に温められたりするケースがあります。
また、肥満は、血液中のテストステロン(男性ホルモン)を低下させ、エストラジオール(女性ホルモン)を上昇させることにより、男性不妊になりやすくなります。
男性不妊の予防方法
- 喫煙と飲酒はできるだけ控える
- パンツやズボンで睾丸を圧迫して、血流が滞らないように
- 長時間座ったままの作業や、自転車やバイクに長時間乗るのはNG
- 精子は熱に弱いので、長時間下半身を温めない。熱いお風呂やサウナはNG。ノートPCを膝の上に乗せての作業も気を付ける
- ビタミンABCEは、精子の生産に必要な要素
- 亜鉛・マグネシウムは、精子の製造にとても重要。積極的に摂取。
- 食品添加物を取り過ぎると、銅、カドミウム、鉛、水銀など、体に悪いものが溜まりやすくなる。
- 薬も精子生産に悪影響を及ぼす場合がある。抗がん剤、抗リウマチ薬、ホルモン剤、鎮痛剤、医療用麻薬、これらは大量に投与すると、精子に影響が出る。
生活習慣が大切
やはり規則正しい生活が基本です。男性不妊の予防だけでなく、心身共に大きな影響を与えてきます。
バランスの良い食事、十分な睡眠時間、適度な運動など、生活を整えることで、ホルモンバランスが整い、男性不妊の予防にも繋がっていきます。
そして、できるだけストレスを溜めず、適度に発散し、リラックスして過ごしましょう。
とは言え、ストレスフリーの生活をするのは、なかなか難しいですよね。こんなに気をつけなきゃ!と思っていることもストレスになりかねません(涙)
せめて何気ない日常生活の中で、少しずつ改善していけたら良いですね!ご夫婦でストレッチをしながら、会話を弾ませてみるのも良いですよ♪