流産&不育症

2020年06月7日

  • 妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返す
  • 自然流産を連続して2回以上繰り返す(反復流産)
  • 連続して3回以上繰り返す(習慣流産)

不育症の原因

原因の多くは子宮環境が整っていないからです。

本来であれば、排卵後に内膜の厚みが増していき、着床に適した状態へ変化します。しかし、ホルモンバランスが乱れたり子宮の病気のせいで、着床できなかったり化学流産になったりします。

他にも、下記のような原因が考えられます
  • 親に染色体異常があり、受精卵にも染色体異常が起こる
  • 子宮形態に異常があり、胎児にうまく栄養を送れない
  • 卵巣の黄体機能不全、高プロラクチン血症、甲状腺機能低下症などのホルモン分泌異常
  • 胎盤内に血栓が出来やすく、胎児に栄養が行かなくなる
  • 自己免疫異常により、胎児を異物として捉えてしまう
  • ストレスにより血流が悪くなると、胎児へうまく栄養を送れなくなり、ホルモン分泌異常を招いてしまう

などが挙げられます。

ストレスにご注意を

悩んでいる女性精神的ストレス、または子宮内へのストレスによって、うまくいかない原因を引き起こしているケースも多いので、気をつけて下さい。

まずは、しっかり原因を見つけ出す事が大切です!現代医療では解明されていない部分もあります。

一度でも流産を経験してしまうと、不安で仕方ない…。しかし、このストレスが、流産の原因となる血流不全やホルモン分泌異常を、さらに引き起こしてしまいます。

陽性反応が出ても、また何かあったら…なんて考えてしまい、体と心が疲れ切ってしまうことも。

不安はたくさんあるとは思いますが、一人で抱え込まず、周りの人に相談して気持ちを軽くし、ストレスを溜め込まないでください。

当院では、身体に現れる症状や反応から、心の状態も大切にして施術を進めていきます。
身体の緊張が和らぐと、自然と心もリラックスしていきます。ぜひ1度ご相談下さい。

自分で出来る体調管理

まずは、日常の生活から、心身を整えて、治癒力、生命力、授かる力を高めていきましょう。
ご本人が改善すべき事は、山の様にあります。

しかも、体の治癒力、生命力、妊娠力が高まった身体というのは、婦人科病院で行なう治療の成功率を「底上げする」という相乗効果があります!

また、不育症を克服する上で、食事や骨盤内環境を整えて、赤ちゃんを迎える為に身体を整えていくことはとても良い事です。

不育症への鍼灸

施術の様子妊娠というのは、非常にデリケートで繊細な仕組みです。

日々の忙しさから起こる疲労、ストレス、飲食、あるいは季節の変化によって、婦人科系の機能が乱れてしまう事も多々あります。その結果、授かりにくい身体になってしまう場合も…。

様々な心身の不調を改善するには、鍼灸をうまく活用し、体質を改善していくことが近道となります。

母体の健康が回復され、ホルモンバランスが良くなり、胎児の成長にも良い影響を与えます。

鍼灸のメリット

エネルギーを高める

受精卵が着床した以降、その受精卵を育てる為に子宮は膨大なエネルギーが必要です。

このエネルギーが足りないと、なかなか質の良い卵を作っていく事ができません。

良い受精卵もできにくく、妊娠しても維持しにくいということになります。

「成長、発育、生殖」を司るツボを使い、「妊娠する力」「産む力」を強くしていきます。

血流をアップする

子宮内の血流を向上させ、良質の子宮内膜を作るお手伝いをします。

受精卵が育ちやすい良質の「子宮内膜」を作るためにも、 子宮内の血流が大切です。
子宮内への血流れを良くしていきます。

栄養を維持する

酸素や栄養素が、豊富な子宮環境を作り、受精卵が成長しやすい場を作ります。

母体のエネルギーを強くするように施術を行います。 エネルギーがしっかりなければ、小さな命を育てていくことはできません。

症例

不育症 豊中市 I.A様 会社員 36歳

結婚3年目。冷え性、肩こり。

人工授精5回、体外受精2回。2度着床するも流産。生理量少ない。内膜薄い。生理周期35日くらい。

眼性疲労、冷え性、めまい、睡眠が浅く、遅くなる事が多い。内膜が薄く、妊娠維持が難しい。心身ともに疲れと不安感が強い。

施術により、内膜が厚くなり、生理の量も増えていった。不安が少しずつ消えて、自信が戻ってきた。

不育症を克服し、はり灸の施術開始10ヵ月で、無事ご懐妊。順調に通院継続中。