男性不妊

2019年08月31日

  • なかなか子供ができない
  • 男性不妊の診断をされて、落ち込んでいる
  • パートナーから受診をすすめられるが、抵抗がある
  • 運動率が低い、数が少ない、無精子症などと診断された
  • 他で治療を受けているが、効果が実感できない

男性不妊の原因

  • 身体の老化現象(年齢に関係がない)
  • 仕事面での肉体的な疲れ
  • 人間関係や家庭において精神的ストレス
  • 乱れた食生活や不規則な生活習慣
  • 睡眠不足、運動不足
  • 肥満、痩せ
  • タバコ

などが挙げられます。

精子のパワーに深く関係するテストステロン

「精子の力」は、濃度や運動速度(運動率)、活発度などから測定できます。パワー不足になっている状態では、何個あっても卵子には辿り着きません。

「精子の力」に最も重要なものが、テストステロン=男性ホルモンと言われています。

テストステロン(男性ホルモン)の減少

一般的に、年齢とともに精子の力は衰え、精液の量も減って濃度も薄くなります。

その要因としては、活性酸素の増加とテストステロンの減少によるものと考えられています。

言い換えれば、テストステロンの減少を改善すれば、精子もどんどん力強くなっていくでしょう。

テストステロンを増加させるには
  • バランスのとれた食事
  • ストレス発散
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • 円滑な人間関係
  • 規則正しい生活

上記に気をつけ、健康管理を心掛けましょう!

不妊の原因は男性にもある

夫婦のイラスト

不妊の原因の約半数は、実は男性側にあります。

「不妊症=女性側の問題」というイメージから、「不妊治療は女性が受けるもの」とお考えの男性も多いかと思いますが、そうではないのです。

「なかなか子供ができない」とお悩みでしたら、男性も積極的に治療を受けるべきでしょう。

妊娠は、精子と卵子が一つになる事で始まっていきます。ご夫婦で検査を行うことで、短期間での治療が済むケースもあります。

早めに精子・精液検査を

多くの方は「妊活のため自己チェックの一つ」と思って検査し、診断結果によって、はじめて自分の精子・精液に何らかのトラブルがある事が発見できています。

第1歩として、ぜひ早めに検査に目を向けてみてください。

早めに検査を受けることで、パートナーとの話し合いの時間が持てますし、治療の選択もスムーズに運ぶことでしょう。

鍼灸

はり灸の3つのメリット

当院では、自律神経や身体のバランスを調整をしていくことで、ストレスを軽減させ、精巣への血流を良くしていきます。

ツボへの刺激で、陰嚢の温度が下がり、生殖器官(精巣)の動きの改善され、精子の質の向上も期待できます。

下記のようなメリットも期待出来ますので、運動率・数に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

  1. 精子の質の改善が、流産率低下につながる
  2. 人工授精・体外受精・顕微授精の妊娠率の上昇
  3.  胚盤胞への到達率の上昇

過去には無精子症の成功例もあります。

当院では、何度も体外受精にチャレンジ後、自然妊娠から出産に至った例も沢山あります。

またご夫婦で来院される方も多く、一緒に受けられるのもおすすめです。

何か不安な事や分からない事があれば、何でもご相談下さい。妊娠に向けてお力になれたらと思っています!

症例

豊中市 男性不妊 介護士 39歳 K.R様

結婚5年目。冷え性。足先がすぐに冷え、外出する時には、カイロを貼ることがよくある。

肩がこり、よく頭痛も出る。腰をそらすと痛みが出る。

腰の筋肉の硬さが、生殖器関係に影響を及ぼしていると考え、陰部神経にアプローチするように腰へのお灸を多用した。

効果的に施術が進み、施術5回目でかなり腰痛が軽減したとの事。

体が元気になり、精力が増したような気がするとの事。

眠りも深くなり、仕事が楽になったとの事。これからも妊娠に向けて施術を続けていきたいと思う。

喜びの声

自営業 49歳 KH様

ネットで「こちらの施術で、EDが改善した」という投稿を見て、行ってみようと思った。

細かく丁寧な説明があり、私と真剣に向き合って下さった。又、ED改善には、心臓に負担がかかるバイアグラの他の方法を試してみたかった。

初めに聞いた通り、治療には時間がかかり半年位して、効果が出ました。ストレスが原因と診断され、日常の心の持ち様や考え方を教わりました。

精神、肉体、日常生活面において、優しくアドバイスして下さり、体全体を根本治療して、元気にしてくれる先生です。信頼できる先生です!

 

椎間板ヘルニア

2019年08月13日

椎間板ヘルニアのための鍼灸

椎間板ヘルニアとは

椎間板(ついかんばん)ヘルニアとは、背骨(椎骨と椎骨)の間で、クッションの役割である軟骨(椎間板)の一部が飛び出して、神経を圧迫している状態です。

どんな痛みが出るの?

この病気は主に、首や腰に出ます。

頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア

手や腕などに、痛みやシビレが出ます。

基本的に、ヘルニアが発生する場所により、症状の出る場所も違います。

腰椎(ようつい)椎間板ヘルニア

腰~お尻~足などの下半身に痛みやしびれが出て、動かしにくい等の症状が出ます。

20~40歳代の、どちらかと言えば、男性に多く、整形外科では非常にポピュラーな病気と言えます。

ヘルニアは、無症状のものから、腰痛や、麻痺してしまうケースなど様々です。

あまり痛みやシビレがない場合もあれば、神経の敏感なところにヘルニアが当たり、激痛で夜も寝れないこともあります。

初期症状

手足の症状(シビレ、マヒなど)が出る前に、首や腰の痛みだけを感じる事もあります。

急に症状が、出ることもあれば、徐々に出ることもあります。

原因

  • 強い負荷による椎間板の劣化
  • 生活習慣などの環境的要因(姿勢・動作)
  • 外傷や遺伝的要因(元々持っている体質・骨の形)
  • 姿勢(反り腰・猫背)
  • 肥満による椎間板への負荷
  • 加齢による劣化
  • 喫煙(喫煙は、毛細血管の血流を悪化させる恐れがあります)

椎間板には、座ったり、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作で、実は体重の約2・5倍の圧力がかかると言われます。

このような動作の繰り返しで、椎間板に負担がかかり、飛び出るケースも多いと考えられています。

治療(手術)

基本的には、保存療法と手術の2種類があります。

大抵のヘルニアは、保存療法が第一選択となりますが、場合によっては、手術が必要になるケースもあります。

保存療法

①神経ブロック

激しい疼痛を抑えるために、局所麻酔やステロイド薬を注射し、和らげます。

②薬物療法

非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を使って、疼痛を抑えます。

③理学療法

疼痛が落ちついたら、筋肉を強化するための筋トレや、身体の「牽引」などが行われます。

手術

椎間板ヘルニアの手術には、大きく2通りあります。

①直接椎間板を摘出するもの

大きく切開後、器具で固定する手術など、状態によっては長期の入院が必要となるケースがある。

②レーザーで引っ込ませる

レーザーなどを用いて、椎間板の圧力を減らし、ヘルニアを引っ込ませるもの。

比較的ダメージが少なく、日帰りで行うケースがほとんど。

レーザーの場合には、重度の病態には通用しない事もあり、それぞれ一長一短と言えます。

一般的に、痛みの強い初期は、腰に負担をかけないようにします。

薬物療法やブロック注射、コルセット、リハビリ等の保存的治療で軽くなることもあります。

下記のような状況には、手術が選択されます

  • 保存的な方法では、効果がみられないケース
  • 進行性の麻痺(脚の力が入らない等)を伴う
  • 排尿障害を伴う
  • 強い疼痛が長く続き、日常生活に支障が出る場合

手術も最近では、体に負担の少ないように行われるようになってきています。

今の自分に合った対応は何か、専門医にご相談ください。

治る期間

治る保存的治療には、最低1ヶ月程度、経過を見ていきます。

長い時には、3ヶ月程度の期間を取り、様子を見ていくケースもあります。

通常は、このように様子を見てから、必要な状況であれば、手術に切り替えます。

 

進行すると

膀胱直腸障害(尿や便が出づらくなる)や麻痺による筋力低下が出現します。

このように深刻な症状が現れた場合には、すぐに手術をする事になります。

個人差がありますが、8割くらいのケースでは手術が必要なく、保存的治療(手術をしない治療)で治っていきます。

ヘルニアを早く治す方法

腰へ負担を減らすだけでなく、負担に耐え得る身体を作る事も大切です。柔軟性を上げたり、筋肉を鍛えましょう。

痛みを和らげる方法

①適度な運動

無理のない範囲で継続するのが大切です。

次のような運動がおすすめです。

  • 腕を大きく振りながらのウォーキング
  • ジョギング
  • スイミング
  • 水中ウォーキングなど

②体重コントロール

食生活の見直し・改善は、重要です。

体重をコントロールする為に、「食べないダイエット」はオススメ出来ません。

食べないと、結果、筋肉量が減少してしまいます。

その為、栄養のバランスを考えた食事を心がけ、体重を標準体重に保つことが大切です。

筋肉が無いと、体を動かす時に椎間板に負荷がかかり、ヘルニアを起こす可能性が高くなります。

食生活面に加えて、適度な運動の継続で筋肉を動かし、適切な体重にコントロールしていきましょう。

③姿勢を正す

PCやスマホに向かう際、同じ姿勢を長時間続けるのは、意識して控えるようにしましょう。

やってはいけないこと

中腰での作業や、重たい物を持つなど、腰に負担をかけないようにしましょう。

お仕事などで、どうしても避けられない場合には、コルセットなどでサポートしましょう。

ストレッチ

腰痛のセルフケアには、ストレッチが有効です。朝晩、欠かさず続けましょう。

ひざ抱えのストレッチ

  1.  あおむけに寝ます。
  2.  片方の脚を伸ばした状態で、もう片方の膝を両手で抱え、胸にゆっくりと引き付けます。
  3.  そのままの姿勢で10秒キープ、そしてゆっくり元に戻します。反対側も同様にします。

ひざ伸ばしのストレッチ

  1.  あおむけに寝て、片方の膝を立てます。
  2.  膝を立てた状態からゆっくり膝を伸ばし、そのまま10秒キープし、ゆっくり下ろします。反対側も同様にします。

完治するのか?

脊髄の神経細胞は、一旦死んでしまうと、それを元に戻すことは出来ません。
どこまで元の生活に戻れるかは、初期発症時の症状で、大体決まると言われています。

最初の状況が、自力で歩行できるか、筋力の低下があるのか、排尿の障害、失禁などの症状が、どれほどあるかで判断されます。

予防・再発防止の為に

実はヘルニアを防ぐ一番の方法は、腰痛の「回数を減らす」ことです。

ほとんどは、日常生活における何気ない姿勢や動作が原因になりますので、工夫をしてみましょう。

すでにヘルニアを持っている方も、再発防止になります。

ストレッチをしたり、体重の増加に気をつけたり、筋力強化にも気をつけましょう。

東洋医学的には

ヘルニアは、筋・骨・関節の疼痛・腫脹・しびれ等を、主症状とする状態で”痺証″と言います。

痺証とは

身体のエネルギーが弱っている時に、

風邪(春先の風)・寒邪(冬の冷え・冷房)・湿邪(梅雨の湿気や雨)が、体内に侵入して、エネルギーの流れが滞ることで、疼痛や腫脹・しびれ等の症状が出ます。

ヘルニアは、普段の体質に、気候的変化(冷え・湿度など)の影響をとても受けやすい疾患であるとも言えます。

根本的な体質改善が大切であり、牽引などで腰椎を引っ張るといった一時的な治療では、再発を繰り返します。

はり灸で、ヘルニアが発症しない体質に改善しましょう。

症例

豊中市 38歳 看護師 I.E様

1週間前から腰痛が悪化、下肢へのチリチリとした神経痛が出現。気になって夜も眠れない。

今回こそ、しっかり根本から治したいと当院へ。

今まで、様々な整骨院などを巡り歩いたが、楽になったという実感が持てなかった。

当院では、しっかり説明があるので、安心感が持てると、頑張って通院された。

日常生活の中に原因が隠れており、それをしっかり説明とアドバイスをさせて頂いた。

歪みの矯正をして、自宅で出来る体操やストレッチもお伝えした。

施術3か月で、ひどい神経痛もなくなり、ほぼ以前の元気な状態に戻った。

豊中市 パート(立ち仕事)45歳 K.N様

冷え性。3年前に腰痛がひどくなり、下肢にシビレが出るようになった。

仕事で腰に負担がかかり、なかなか良くならない。趣味はゴルフだが、シビレが悪化するのではと思うように行けない。

今回は、1週間前に、あまりにも痛いので病院に行き、椎間板ヘルニアと診断された。

施術を重ねるごとに、腰痛が軽減され、冷えも取れてきた。施術5回目で、腰痛がほぼ無くなった。

施術12回目で、シビレなどの神経痛も10→3にまで回復され、喜ばれていた。豊中からも来院多数!

ローラー鍼

2019年08月6日

小児はり

ローラー鍼とは

ローラー鍼とは、はりと言っても先が鋭く尖ったものではありません。

「三角状の突起」が付いたもので、皮膚の上をコロコロと転がして使います

コロコロと転がすことにより、心地の良い刺激を与えることが出来ます。

メリット

そのローラー鍼を使うことで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。

 

血行促進

皮膚の上を転がるローラー鍼の刺激が、血行を促進してくれます。

血行が改善されると、疲労物質が溜まりにくく、筋肉のこり・固まりが起こりにくくなります。

また、細胞へ酸素や栄養がスムーズに送り届けられるため、肌の透明感にもつながります。

消炎鎮痛

ローラー鍼には、様々な痛みの原因(炎症)物質を除去する効果が、期待出来ます。

自律神経の調整

心地よい刺激が、交感・副交感神経のバランス調整がされ、ストレスの軽減の効果が期待出来ます。

自律神経のバランスを整え、健康増進にもつながります。

ローラー鍼は、先が鋭くないので、安心してお子様に使用することが出来ます。

使い方は、皮膚の上を「やさしく撫でる」ように、ゆっくり転がして使います。

対象年齢

小児ハリ(ローラー鍼)の対象は、生後30日位から小学生に至る位までのお子様で、下記の諸症状に対して、大きな効果を上げています。

このような症状に効果があります

  • かん虫
  • 夜泣き
  • 夜尿症
  • 便秘
  • 消化不良
  • ぜんそく
  • 風邪をひきやすい(季節の影響を受けやすい)等の虚弱体質
  • チック
  • ひきつけ
  • アトピー
  • 花粉症
  • 気管支炎
  • 鼻炎
  • 耳下腺炎 etc…

小児の皮膚に、やさしく軽い刺激を与えていきますので、大変気持ちが良いです。

施術前は、騒いでいても、神経が落ち着いて、おとなしくなり眠ってしまう子供も多いです。

ローラー鍼が効く理由

やさしい皮膚刺激が、自律神経を介して、脊髄や脳、さらに各臓器へと伝わっていきます。

その結果、神経が落ち着き、内蔵の働きを活性化し、抵抗力のある身体づくりが促進されます。

施術時間

1回の施術時間は、5~15分程度。保護者との問診を含めても、20分程度で終了します。

小児はりの時間が短いのは、大人と違って、子供は大変敏感である為です。

あまり長時間すると、刺激が多すぎて逆効果となります。

症状が出ている時は、2~3回くらい詰めて来て頂くのが効果的であり、症状の軽いものであれば、すぐに改善します。

その後は、相談させて頂きながら、体質維持の目的で定期的に施術を行っていけば良いでしょう。

保護者の方の精神・身体状態が大切

また、保護者の方の心身の状態は、お子様の体調に大変影響を与えます。

お子様の症状が安定するために、保護者も一緒に健康管理をすることで、お子様の効果を高めることにもつながります。

お子様と並行しての、ご家族の施術もおすすめ致します。豊中市でお悩みなら当院へ。

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