人工授精・体外受精・顕微授精の費用
2015年12月9日

目次
人工授精・体外受精・顕微授精について
子宝に悩む夫婦の数は、年々増えています。
避妊を止めたらすぐに子供ができると思っているご夫婦が多いのですが、なかなかうまくいかないようです。
まさか自分たちが、悩むことになるとは、想像もしなかったのではないでしょうか。
今回は、治療の種類、検査、費用などをご紹介します。
不妊治療とは?
子供を望むご夫婦が、避妊をせずに性交渉を一定期間続けても授からない時に、「不妊症」と診断されます。
そのようなご夫婦のために、薬や様々な方法を通じて、妊娠の手助けをします。
今までは、2年を過ぎても赤ちゃんが出来ない時には、検査を受けるのが一般的でした。
しかし近年は、晩婚化の影響を受けて、1年を過ぎても赤ちゃんが出来ない時は、検査を受けることをお勧めしています。
というのも、30代に入ると、赤ちゃんが出来る確率は徐々に減少し、35歳を過ぎると、さらに確率が低くなってしまうからです。
その為、出来るだけ早めに検査を受けた方が良いとされています。
治療の開始が遅れると、可能性が下がってしまうので、早い時期から、ご夫婦できちんと話し合えるといいでしょう。
原因は、男性女性半分ずつ
原因の半分は、男性側に問題があると言われております。
精子の数が少ない、運動率が低い、ED(勃起不全)などが挙げられます。
これらを出来るだけ早い段階で、検査をしておくべきです。
検査は、男女で、方法が違う
女性の場合には、血液中のホルモン測定、超音波検査、子宮卵管造影などの検査を行います。
また、男性は、精液を採取して、精子濃度や運動率、奇形率などをチェックする精液検査を行います。
方法は?
検査で原因を調べた後に、治療が始まります。
方法は大きく分けて3つあり、症状に合わせて選ばれます。
まずは、体に負担の少ないものから始めて、徐々に段階を上げていきます。
一番軽いのは、自然に近い「タイミング法」です。
タイミング法で妊娠できなかった時には、人工的に子宮内に精子を注入する「人工授精」を行います。
それでも出来ない時は、体外で精子と卵子を受精させてから、子宮に戻す「体外受精・顕微授精」を行います。
それぞれの治療法について
一般不妊治療の方法や費用は?
不妊症かもしれないと判断された時、まず最初に行います。
また、原因が分からない時にも、まず初めの治療法として選ばれます。
タイミング法
排卵日を予測して、排卵日の少し前に性行為をして、確率を高めていきす。
自然妊娠と同じですが、予測のレベルを上げることで成功率が高まります。
数千~1万円ほど。
排卵誘発法
排卵が起こりにくい人に、誘発する薬(誘発剤)を使って排卵を起こします。
そのタイミングで、性行為を行って妊娠率を高めます。
数千~1万円ほど。
人工授精の方法や費用は?
人工授精
男性側に問題(勃起不全、射精障害、乏精子症、精子無力症など)がある場合に適用されます。
直接、子宮内に精子を送り届けて、妊娠をサポートします。
精液を採取し、遠心分離などを使って、運動性の良い元気な精子を取り出し、専用の細いチューブを使って子宮に注入します。
1回当たり約1~3万円の治療費がかかります。
体外受精・顕微授精の方法や費用は?
体外受精
女性から卵子を、男性から精子を取り出して、体外で受精させ、培養した受精卵を子宮に戻すことで成功率を上げます。
男性と女性、それぞれに原因があって、人工授精まででは妊娠が難しいとわかっている場合に行われます。
約50万円がかかります。
他の治療と比べても高額で、受精卵をどれくらい培養するのかでも金額は変わります。
顕微授精
精子の状態が悪く、受精が難しい時に行います。
これは、体外受精のように精子と卵子の自然受精を見守るのではなく、精子を細いガラスピペットを使って直接卵子に注入します。
授精させた受精卵を培養して、子宮へ戻す方法です。
精液中に精子が見られない無精子症の人も、精巣から精子を取り出して妊娠が可能となります。
約60万円とさらに高額です。
東洋医学(はり灸)で妊娠率を上げよう!
出来るだけ早く始めた方が、成功率が高く、期間も短くて済む事が多いです。
今後妊活をすすめていく前に、まずは気軽に検査を受けてみることをオススメします。
現在、1クラスに1~2人(18人に1人程度)は、体外受精で生まれる時代です。
高度医療(体外受精や顕微授精など)に対して不安を感じて、先延ばしにしてしまっている方は、この事実を前向きに考えてみてください。
ズルズル先延ばしになると、チャンスを逃してしまうことになりますので、よく考えてみて下さい。
そして、はり灸も非常におすすめです。
早く結果を出したい方、元気なお子様を授かりたい方は、ぜひご相談ください。豊中市 箕面市 池田市 で 妊活 なら 当院にお任せを!
症例
豊中市 O.I様 結婚3年目 39歳
子宝に恵まれず悩んでいる。今年に入って、2度体外受精をするも陰性。
一度身体をリセットして、1か月後に顕微授精をする予定。
様々な妊活をしてきたが、全てうまくいかず、年齢的にも焦っている。
ネットで当院を見つけ来院。
最初、週2で通院してもらい、体質を変えていく。冷え、考えすぎるクセがあり、焦りやすい。
施術3回目で、身体が軽くなり、心にゆとりが出てきたと喜んでいる。
ここではり灸を受けたら、何とかなると気持ちに余裕ができ、安心できるようになってきた。
一度目の顕微授精で、見事陽性が出て、非常に喜ばれた。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。