一般的な不妊治療の流れと種類について
2023年08月8日

目次
不妊治療の流れ
- そろそろ赤ちゃんが欲しい…
- どれくらいお金がかかるんだろう?
- 不妊治療って、どんなことをするのだろう?
そんなお悩みはありませんか?
治療には、様々な種類があり、かかる費用や方法は、それぞれ違います。
今回は、これから妊活をされる方のために、流れや金銭面について、ご紹介します。
治療の流れ
まずは問診・視診・触診を経て、検査から始めます。
検査
初めての方は、月経周期に合わせて、様々な検査から行っていきます。
すでに検査を行ったことのある方は、もう受ける必要のない検査は飛ばし、必要な検査のみを受けます。
方針決定
一通り検査が終われば、その結果を見て、医師と共にこれからの方針を決定します。
お金のかかるものもありますので、不明な点は医師に質問して、話し合いをしながら決めていきます。
種類
大きく分けて2種類があります。
- 一般不妊治療……タイミング法、ホルモン療法、人工授精
- 高度生殖医療……体外受精、顕微授精、凍結胚移植
それぞれの治療方法の内容をご紹介します。
タイミング法
排卵日のタイミングを予測し、排卵日の前後に性交を行います。
排卵日の予測には、基礎体温や、ホルモン(エストロゲン・黄体ホルモン)の数値、おりものの様子などが参考にされます。
専門の医師が、様々な情報から判断する為、排卵日の予測は比較的正確です。
ホルモン療法
妊娠を助けるホルモンを補ったり、ホルモンの分泌を促したりするために、ホルモン剤を使っていきます。(黄体ホルモンや、排卵誘発剤)
高温期に、黄体ホルモンの分泌が下がっている場合には、黄体ホルモンの注射や服薬で体内に取り入れます。
排卵障害・造精機能障害・子宮内膜症・着床障害などの場合に用いられます。
人工授精
タイミング法と同様、排卵日を予測し、精子を子宮に入れます。
授かりにくい原因が明らかでない、性交障害がある、精子が少ない・運動性が低い、女性が高齢である、といった場合に用いられます。
身体への負担が少ないのも特徴です。
体外受精
体の外で受精を行い、受精・細胞分割した卵を、子宮内に入れる方法です。
人工授精で妊娠が出来ず、卵巣や精子に問題がある場合に行われます。
顕微授精
精子と卵子を採取し、顕微鏡で見ながら、卵子の中に精子を注入して、受精させます。
体外受精で妊娠しない場合や、精子減少症や、乏精子症の方に行われます。
凍結胚移植
体外受精させ、胚(生き物の細胞が発生する初期段階)となったものを凍結させ、排卵のタイミングに合わせて子宮に移植します。
※料金は、病院によって、ばらつきがあります。
助成金
保険適用外の「体外」と「顕微授精」を行った方は、助成金が貰えることがあります。
各市町村により、助成金が支給される回数や、対象年齢などが異なります。
ご自身が助成金を受給される対象となっているかは、お住まいの市町村のホームページや、厚生労働省にお問い合わせ下さい。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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