産後うつ&マタニティーブルーの違い
2015年12月1日

目次
産後うつ&マタニティーブルーについて
マタニティーブルーと産後うつは、どちらも、出産後に生じる「抑うつ症状」です。
共通点が多いのですが、今回は、それぞれの違いについてご紹介します。
一番の違い
産後うつは、治療が必要な病気ですが、マタニティーブルーは、自然に治っていくものであり、病気ではありません。
なので、症状が出ていても、様子をみても良いものですが、稀に産後うつ病に移行するケースもありますのでご注意を。
いつまで経っても、なかなか改善しないマタニティーブルーであれば、それは産後うつに移行している可能性があります。
なので、精神科・心療内科を受診した方が良いでしょう。
目安としては
マタニティーブルーは、出産後、10日~2週間ほどで自然と良くなります。
一方、産後うつ病は、出産後、数週間~数か月が経ってから生じることが多いと言われております。
症状も2週間以上続きます。
出産直後の軽度の抑うつ症状であれば、マタニティーブルーの可能性が高いため、少し様子を見てみても良いと思われます。
しかし、産後、数週間~数か月が経過してから、抑うつ症状が出現し、一向に改善しない場合は、病院を受診してみましょう。
出産後、女性ホルモンは乱れる
出産した事で、女性ホルモンのバランスは、急激に崩れます。
そして「母親」という新たな道を歩んで行くことになります。
そのため、産後に、一時的に「精神状態が不安定」になることは、おかしいことではありません。
「これから母親になり、この子をしっかり育てないといけない!」という意識が芽生えてきますから、不安を感じるのは、当然のことです。
一般的にマタニティーブルーは、産後3~5日が症状のピークです。
それ以降は徐々に改善し、10日~2週間もすれば、症状はほぼ無くなります。
話を聴いてもらいましょう
出来るだけ、主人、親、仲の良い友人に、来てもらって話を聞いてもらいましょう。
出来れば、出産を経験した事のある女性の方が、共感して貰いやすいですから、より安心出来るでしょう。
自分の不安定になっている気持ちを、誰かに伝えるだけでも、かなり楽になるはずです。
適度な運動もオススメ
出産前後は、入院していますから、運動不足になっています。適度に身体を動かすと、気分は前向きになります。
激しい運動をするのは避けた方がいいですが、散歩やストレッチなど、軽く身体を動かすのは、精神状態にとても有効です。
豊中市で お困りなら 当院にお任せを!
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。